北朝鮮に越境し解放された米兵、脱走罪などで米軍が起訴=米報道

画像提供, Reuters
今年7月に韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮に渡り、先月アメリカに引き渡されたトラヴィス・キング米2等兵(23)について、米軍が脱走罪や児童の性的画像を所持した罪などで起訴したと、複数メディアが19日に報じた。
複数報道によると、キング被告は脱走罪、児童ポルノを所持した罪、アプリユーザーを児童ポルノの作成に勧誘した罪、同僚の兵士に対する暴行罪などに問われている。
起訴について正式な発表はないが、キング被告は八つの罪に問われているようだと、AP通信は伝えている。
母親のクローディン・ゲイツ氏は、息子について推定無罪の原則が守られるよう訴えている。
偵察のスペシャリストだったキング被告は7月18日、韓国と北朝鮮の国境地域にある非武装地帯(DMZ)へのツアーに参加中、厳重警備の国境地域を走って北朝鮮に越境した。
北朝鮮当局は先月27日、国外追放したと発表。キング被告は中国でアメリカ当局に引き渡され、その後、アメリカ国内の軍施設に移送された。
有罪となれば、脱走罪1件だけで実刑判決を受ける可能性がある。
スウェーデンが米国への引き渡しを仲介
被告は2021年1月に入隊し、ローテーションで在韓米軍の任務についていた。
ロイター通信によると、被告は昨年10月、米軍による拘留から逃がれようとしたという。
今年7月には、メッセージアプリ「スナップチャット」のユーザーに対し、「児童ポルノと知りながら進んで作成する」よう勧誘したとされる。
被告は韓国で人に暴力を振るい、パトカーを蹴った疑いで訴追され、同国の刑務所に2カ月間収容されていた。北朝鮮へ越境する8日前の7月10日に釈放された。
スウェーデン当局が、北朝鮮で拘束されたキング被告のアメリカへの引き渡しを仲介し、同被告を中国国境まで連れて行った。
北朝鮮でどのような扱いを受けていたのかや、北朝鮮へ越境した理由、そして北朝鮮政府が引き渡しに応じた理由については、ほとんど分かっていない。








