北朝鮮、越境米兵の保護を認める 国連軍が明らかに

画像提供, Reuters
国連軍司令部は、韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮に渡ったトラヴィス・キング米2等兵(23)について、北朝鮮が保護していることを認めたと3日までに明らかにした。
キング氏は7月18日、国境地域へのツアー中、厳重警備の国境地域で走って北朝鮮に越境した。
国連軍は、「キング氏を帰国させるための努力を妨げないため」、対応については詳しく説明しないとした。
しかしこの回答から、北朝鮮側に交渉を始める用意があることがうかがえる。
国連軍は、韓国と北朝鮮の国境地域にある非武装地帯(DMZ)を警備している。
国連軍司令部は、共同警備区域(JSA)内の北朝鮮軍との直通電話で、キング氏に関する情報提供を求めていた。
北朝鮮側はこれまでこの要請を受け取るにとどめてていたが、今回初めて応じ、キング氏が保護下にあることを認めた。
北朝鮮は、キング氏の拘束を公には認めていない。
北朝鮮へ越境する前、キング氏は韓国国内で暴行の疑いで訴追され、韓国の刑務所に約2カ月収容されていた。7月10日に釈放された後、アメリカでの懲戒手続きのためにソウル近郊の仁川空港に護送されたが、飛行機には乗らず、DMZ見学ツアーに参加したと伝えられている。
キング氏は2021年1月に入隊した偵察のスペシャリストで、ローテーションで在韓米軍の任務についていたという。









