英国王、国賓訪問の韓国大統領を歓迎 夕食会にK-popグループも招待

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イギリス・ロンドンで21日、国賓として訪れた韓国の尹錫烈(ユン・ソンニョル)大統領を歓迎する、儀式的な行事が開かれた。英国王チャールズ3世は、尹氏をバッキンガム宮殿での夕食会に招いた。会場では韓国の大衆文化にちなんだ意外なもてなしが見られた。
夕食会に先立ち、チャールズ国王とカミラ王妃はバッキンガム宮殿近くのホース・ガーズ・パレードで、尹大統領夫妻を出迎えた。
国王夫妻や歓迎行事の招待客は、バッキンガム宮殿前の広い道路「ザ・マル」を馬車で進み、バッキンガム宮殿に入った。通りの両側には韓国国旗が並んでいた。
ウェールズ公ウィリアム皇太子とウェールズ公妃キャサリン妃も、この儀式的な歓迎行事に出席した。
宮殿近くにあるグリーンパークでは、1000人以上の兵士が行進し、祝砲が鳴らされた。


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バッキンガム宮殿での夕食会では、チャールズ国王夫妻、ウィリアム皇太子夫妻、リシ・スーナク英首相らが尹大統領を出迎えた。
サッカー韓国代表FWで英サッカー・プレミアリーグのトッテナム所属の孫興民(ソン・フンミン)氏の姿はなかったが、招待客の中にはK-popガールズグループ「ブラックピンク」も含まれていた。
チャールズ国王は夕食会のスピーチで、韓国文化には「想像力を魅了する驚くべき力」があると称賛した。
国王は今月初め、欧州で最も韓国人が集中し、「コリア・タウン」として知られるロンドン南西部ニューモールデンを訪れ、韓国文化とK-popに触れていた。

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外務大臣として英政界の第一線に復帰したデイヴィッド・キャメロン元首相は、国王の妹アン王女から2人ほど離れた席に着席した。
最大野党・労働党のサー・キア・スターマー党首と、自由民主党のサー・エド・デイヴィー党首も招待された。
国賓訪問の目的
国賓としての訪問は、華やかさと現実的な政治が合わさった「ソフトパワー」訪問だ。儀式的な行事の裏には、重大な外交的・経済的目的もある。国賓訪問は、中国との緊張が高まる地域において重要度を増す同盟国であり、貿易相手国でもある韓国に対する敬意の表れだといえる。
チャールズ国王は夕食会のスピーチで、「民主主義、人権、自由のとりで」としての韓国の戦略的役割について触れつつ、「これらの価値観は不幸にも、私たちが生きてきた中でかつてないほど試されている」と警鐘を鳴らした。
尹氏は21日に英議会で演説した際、テクノロジーやグリーンエネルギーを含む新たな貿易協定と、より緊密な軍事関係をイギリスと結びたい考えを明かした。
イギリス滞在中にはスーナク首相との会談も予定されている。「世界の安定」を支援することを目的とした「ダウニング街合意」に調印するものとみられる。
対北朝鮮制裁を強化し、韓国とイギリスの海軍が合同で海上パトロールを行い、北朝鮮による「違法な兵器開発計画」を阻止する計画もある。
スーナク首相は、「長期的なグローバル・パートナーシップは、私たちの繁栄と安全保障には欠かせない」と強調。「緊密な関係は、すでに両国間に210億ポンド(約3兆9000億円)もの投資をもたらしている」と述べた。

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