「ワグネル」、ベラルーシで「教育関連企業」として登記

ロバート・グリーノール、BBCニュース

Wagner fighter trains Belarusian troops - Belarus defence ministry handout

画像提供, Reuters

画像説明, ベラルーシ兵を訓練するワグネル戦闘員(ベラルーシ国防省配布資料)

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が、ベラルーシで今月4日、「教育関連」の有限会社として登記されていたことが16日に明らかになった。ベラルーシ国内でのワグネルの拠点とされる場所が、会社の所在地として記録されている。

ワグネルは6月にロシア国防省に対する反乱を起こして以来、政府との取引の結果、その隊員の大部分がベラルーシに移動。首都ミンスクの南にある拠点で、ベラルーシ兵を訓練している様子が確認されている。

ベラルーシの法人登記当局によると、ワグネルはオシポヴィチ地区のツェリ村を所在地に、「教育活動」を目的とする法人を登記した。複数報道によると7月に同じ住所で、不動産業「コンコルド・マネージメント・アンド・コンサルティング」も法人登記されている。

「コンコルド」は、ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が代表を務めるロシアの持ち株会社コンコルドが、100%保有しているとされる。

BBCは7月に、ツェリ村にあるワグネルの拠点と、ワグネル隊員の到着、さらにプリゴジン氏が隊員を出迎えたのを確認した。

ワグネルは6月23日夜から24日、ウクライナ国境を越えてロシア南西部ロストフ・ナ・ドヌに入り、ロシア軍の南部軍管区司令部を掌握。部隊は首都モスクワをめがけて北上した。ウクライナでの戦争をめぐりプリゴジン氏はそれまでロシア軍幹部を激しく非難していた。6月にロシア軍が、ワグネルを吸収し傘下に置く方針を示していたことにも、プリゴジン氏は強く反発していた。

ワグネルの反乱を収束させるため、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が仲介に入り、その結果、ワグネル戦闘員はロシア軍に入るか、あるいはベラルーシに行くかが選べることになった。

ルカシェンコ大統領は、ワグネルをベラルーシ防衛に投入する可能性に言及しつつ、国内でのその行動はしっかり注視するとも話していた。

ツェリの軍事基地に到着したワグネルの車両を写した人工衛星画像