ロシアがウクライナの輸血センター攻撃、複数死傷=ゼレンスキー大統領
ヤロスラフ・ルキフ、BBCニュース

画像提供, Telegram/Volodymyr Zelensky
ウクライナのウォロディミル・ゼレスキー大統領は5日、ロシアの誘導弾が北東部ハルキウ州クピャンスクの輸血センターを直撃し、複数の死傷者が出たと明らかにした。
ゼレンスキー氏は複数のソーシャルメディアで、現場の様子とする写真と共に、救助隊が消火活動にあたっていると書いた。そのうえで大統領は、「この戦争犯罪ひとつをとっても、ロシアの侵略のすべてがわかる。命をつなぐことだけが目的のものを破壊する、けだものだ。命を大切に思うすべての人は名誉にかけて、テロリストを打倒しなくてはならない」と書いた。
ウクライナ当局によると、2人が死亡、4人が負傷した。
ロシア政府はこれまでのところ、この攻撃について公式にコメントしていない。
BBCはこの攻撃について検証できていない。
クピアンスクとその周辺は昨年2月末の侵攻開始から間もなく、ロシア軍に制圧されたが、昨年9月にウクライナ軍が奪還した。
ゼレンスキー氏はさらに、ロシア軍が5日に東部フメルニツキー州にある航空エンジン大手モトール・シーチの系列会社をミサイル攻撃したと述べた。
これに先立ちロシア国営タス通信は5日、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土の間のケルチ海峡で、乗員11人のロシア船籍タンカー「SIG」がウクライナ側の水上ドローン(無人機)攻撃を受けて損傷したと報じていた。機関室が破損したが、負傷者はないという。
これについてウクライナは公式にコメントしていない。しかし、ウクライナ保安庁の消息筋がBBCに対して、水上ドローンを使ったと話している。
前日4日にはウクライナ当局が、ロシアの黒海主要港ノヴォロシースク港の近くで、ロシア海軍の揚陸艦を水上ドローンで攻撃し破損させたとしている。
ケルチ海峡は黒海とアゾフ海を結び、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナのクリミア半島とロシアのタマン半島の間を流れる。ここにかかるケルチ大橋は、2018年にロシアのウラジーミル・プーチン大統領が自ら開通。現在はロシア軍にとって重要な補給路となっているが、爆発と通行停止が繰り返されている。









