【米大統領選2024】 バイデン米大統領、2024年大統領選で再選目指すと発表

アメリカのジョー・バイデン大統領(80)は米東部時間25日朝(日本時間同日夜)、2024年の大統領選で再選を目指すと発表した。すでに共和党から出馬すると表明しているドナルド・トランプ前大統領(76)と、再び一騎打ちになる可能性がある。
かねて出馬の意向を示していたバイデン氏は、ビデオ・メッセージで正式に再選へ向けた選挙活動の開始を表明した。
バイデン氏はなぜ出馬するのかを説明した約3分間のビデオで、今は自由と権利が脅かされていると警告。「今はのんびり安穏(あんのん)としている場合ではない」、「だから再選を目指して出馬する」のだと述べた。
さらに「4年前に大統領選に出馬したとき、われわれはアメリカの魂のために戦っているのだと私は言った。今もそれは続いている」と、大統領は強調した。
バイデン氏は2020年の選挙で、「アメリカの魂を復活させる」と約束し、現職トランプ氏の再選を阻んだ。
バイデン氏の出馬表明動画には、2021年1月6日にトランプ氏の支持者が連邦議会を襲撃し、バイデン氏当選の選挙結果を覆そうとした際の映像も使われている。
カマラ・ハリス副大統領(58)が再び、副大統領候補としてバイデン氏と共に再選を目指す。選対本部長は、ホワイトハウスの上級顧問、ジュリー・チャヴェス・ロドリゲス氏が務める。

80歳のバイデン氏はすでにアメリカ史上最年長の大統領。その年齢に関する指摘や疑問は今後、絶え間なく続くとみられる。もし再選を果たした場合、2029年に2期目を終える時点で、バイデン氏は86歳になっている。
バイデン氏は今年に入って、「私の年齢を多くの人が疑問視するのは当然のことだ。それについて私が言えるのはひとつ。見ていてくれ。これだけだ」と述べていた。
バイデン氏は4年前の2019年4月25日に、大統領を目指すと発表した。2期目を目指すはずだと長く確実視される中、発表のタイミングが取りざたされていたが、前回発表のちょうど4年後を選んだ。これに先立ち週末にかけては、メリーランド州の大統領別荘キャンプ・デイヴィッドで、側近たちと打ち合わせをしていた。
トランプ前大統領は、昨年11月の時点ですでに再出馬を発表。共和党からはほかにも複数人が出馬を表明し、フロリダ州のロン・デサンティス州知事も有力視されているものの、今のところは共和党の候補指名獲得レースではトランプ氏が優勢とされている。
民主党からは、候補指名争いでバイデン氏に挑戦しようという本格的な動きはまだない。ジョン・F・ケネディ元大統領のおいでワクチン否定論者のロバート・ケネディ・ジュニア氏や、ライフスタイル指南書のベストセラー作家、マリアン・ウィリアムソン氏が民主党から出馬すると発表しているが、ほかに民主党から有力候補が出なければ、このままバイデン氏が候補指名を獲得するのはほぼ確実とされている。
ただし、NBCニュースによる15~16日にかけての世論調査では、アメリカ人の7割と、民主党支持者の半数超が、バイデン氏は再選を目指すべきではないと答えていた。
そう答えた人の大多数は、バイデン氏の年齢を懸念点として挙げていた。48%は「大きい懸念」だと答えていた。
バイデン氏の支持率は低迷しているものの、2022年半ばに「大統領としての働きを評価する」と答えたのが36%という最低レベルからは、わずかに回復している。
他方でトランプ氏の支持率も、在任中は同水準で一貫して推移した。2017年12月の支持率は33%だった。
バイデン氏は昨年11月の中間選挙で民主党が予想外の健闘をしたことから、再選に向けての期待が高まった。さらに今後の選挙戦では、1兆2000億ドル規模のインフラ投資法成立や、ロシアによるウクライナ侵攻に対抗するため西側諸国の結束を固めたことなどを、自らの政権の成果として挙げることができる。
バイデン氏の側近たちは、共和党の候補たちが互いに争ったり、トランプ氏のように犯罪捜査の対象になったりしている状態で、自分は国のリーダーとして成果を上げてきたと主張できるのが、バイデン氏に有利に働くだろうと述べてきた。
バイデン氏の出馬宣言に先立ち、トランプ氏は24日夜に声明で「アメリカ史上最悪の大統領5人を合わせても、ジョー・バイデンほどひどいまねはしなかったはずだ」と述べていた。
バイデン氏の出馬宣言を受けて共和党は、過去4年間で「危機に次ぐ危機」をもたらしておきながら再選を目指そうというバイデン氏は「まったく分かっていない」と批判。共和党全国委員会のロナ・マクダニエル委員長は、「バイデンを追い出せるまで、(アメリカ国民は)あと何日と指折り数えている」として、2024年に確実に勝利するため共和党は結束していると述べた。











