ゼレンスキー大統領、ポーランド訪問 ドゥダ大統領は戦闘機の追加供与を約束

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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が5日、隣国ポーランドを訪問した。ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は、ウクライナへの戦闘機の追加供与を約束した。
ゼレンスキー氏はこの日朝、ポーランドの首都ワルシャワに到着した。ロシアがウクライナを侵攻してから、同氏がポーランドを公式に訪れたのは初めて。
ポーランドはウクライナにとって重要な同盟国で、ウクライナへの兵器供給の最前線になっている。ドイツ製の戦車レオパルト2の供与を最初に表明。旧ソヴィエト連邦製の戦闘機ミグ29も供与している。
ドゥダ氏はこの日、ポーランドに残るミグ29を、「もしまだ必要であれば」供与すると述べた。
ゼレンスキー氏は、ポーランドの支援に感謝を表明した。
ウクライナのNATO加盟について
ドゥダ氏はまた、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を、ポーランドは強く支持すると強調。「ウクライナの軍事潜在能力を強化する追加の保障や安全保障」の確保に努めているとした。
ウクライナのNATO加盟をめぐっては、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長が両首脳の会談前に、ウクライナの独立と民主化が不可欠だと述べていた。ロシアの侵攻を受けている現在、ウクライナはいずれの基準も満たしていない。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はこれまで、ウクライナがNATO加盟を望んでいるとして侵攻を正当化してきた。
プーチン氏は西側が「テロ攻撃」に関与と
そのプーチン氏はこの日、西側の情報機関について、ロシアに対するウクライナの「テロ攻撃」に関与していると非難した。
プーチン氏は大統領府であった安全保障会議で、証拠を示さずに、「第三国の資源である西側情報機関が、破壊行為やテロ行為の準備に関わっていると言える根拠がある」と述べた。
また、ウクライナが西側の資源を活用し、ロシアの政府関係者やジャーナリストらに対する犯罪を犯していると非難した。
ロシアでは西部サンクトペテルブルクで2日、軍を支持するブロガーのウラドレン・タタルスキー氏が殺害される事件が起きたばかり。ロシア当局はこの事件で逮捕した女性をテロ罪で起訴した。
穀物めぐる両国の摩擦

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ポーランドではこのところ、ウクライナの安価な穀物がポーランドの穀物の市場価格を下げているとして、農民らが抗議デモを実施。欧州連合(EU)が支援すべきだと主張している。
そうしたなか、ヘンリク・コヴァルチク農相が辞任を表明。ウクライナ産穀物の輸入に対する減税措置を延長するという最近のEUの提案がきっかけになったと述べた。
コヴァルチク氏はまた、ウクライナの穀物の市場への影響を最小限に抑えるため、EUに支援を求めたとし、「農民の基本的な要求がEUによって満たされない」とは思っていないと述べた。
ゼレンスキー氏は今回のポーランド訪問でこの問題を取り上げ、農民の怒りを和らげる決定が近く出ることを期待していると記者団に説明した。
また、「私たちは出口を見つけた」、「ポーランドとウクライナのような緊密なパートナーおよび真の友人である両国の間には、いかなる疑問も厄介事も存在せず、数日または数週間のうちにすべての問題が最終的に解決されると信じている」と述べた。








