【2022年サッカーW杯】 日本、クロアチアと今夜対戦 「サムライのように戦う」と長友

Yuto Nagatomo and Ritsu Doan

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画像説明, 長友佑都(左)と堂安律

サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本対クロアチアの決勝トーナメント1回戦が5日午後6時(日本時間6日午前0時)開始となる。前日の記者会見では、両チームから、厳しい心構えが大事だとの声が聞かれた。

日本は1次リーグで、大方の予想に反してスペインドイツに勝利。グループEを首位で勝ち抜いた。日本の決勝トーナメント進出はこれで4度目となる。

目標に掲げているベスト8入りを果たすには、前回2018年大会で準優勝したクロアチアを倒さなくてはならない。

「びびったら使い物にならない」

DF長友佑都は4日の記者会見で、アル・ジャヌーブ・スタジアムでのクロアチア戦について、「一番大事なのは勇気だ」と語った。

「サムライが戦いに行く時、技術や武器を磨く」

「いざ戦いになった時、敵を前にびびっていたら、技術も武器も使い物にならなくなる」

「サッカーも同じだ。戦術的なこと、技術的なことはもちろん大事だが、いくら磨いてきても、一番大事なのは勇気だと思う」

「日本は好ましい相手だったが」

対するクロアチアは、1次リーグのモロッコ戦とベルギー戦で、ともに得点なしの引き分けに終わった。カナダ戦を4-1で勝利したことで、グループFを2位で突破した。

ズラトコ・ダリッチ監督は記者会見で、日本がスペインを2-1で破ったことについて、「スペインが先制点を挙げた時点で、日本は終わったと思った」と語った。「だが彼らは決して諦めなかった。勝利して当然の戦いぶりだった」

「ドイツ、ベルギー、デンマークが脱落したことは、このW杯で他のチームがいかに強かったかを物語っている」

「以前なら、好ましい対戦相手として日本を選んだかもしれない。しかし、彼らはドイツとスペインの両方を破った。次が楽な試合にならないのは間違いない」

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両チームの情報

日本のDF板倉滉は、スペイン戦でイエローカードが累積2枚となったため、次のクロアチア戦は出場停止となる。そのため、冨安健洋が代わって出場することが見込まれている。冨安は今大会の初戦ドイツとの試合で右太もも裏を痛めたが、先発出場できる状態に回復している。

一方、久保建英は筋肉に違和感があるとして3日の練習を休んだ。酒井宏樹もドイツ戦で左太ももを痛め、まだ完全復調はしていない。

クロアチアのダリッチ監督は、1次リーグの3試合で先発メンバーを1人しか変えていない。日本戦には、カナダとベルギーの試合で先発したのと同じメンバーで臨む可能性がある。

BBC解説者クリス・サットン氏の予想

BBCのサッカー解説者で、元イングイランド代表のクリス・サットン氏が、日本対クロアチア戦を次のように予想した

サットン氏は今大会、1次リーグ全48試合の勝敗を事前に予想。26試合で的中させた。日本がドイツを破ることや、ドイツが1次リーグで姿を消すことも正しく見通した。

Chris Sutton's predictions

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日本の1次リーグ突破も、ドイツの脱落も、誰も予想していなかった。私を除いては。

私はサムライ・ブルーがここで終わるとは思っていない。ただ、この試合は延長戦までもつれ込むだろう。そして最後には、日本が勝つとみている。

やや空想的かもしれないのは自覚している。クロアチアには、機転の利くゲームメーカーたちや、素晴らしい技術をもった選手たちがいる。

しかし日本は、おそらく自分たちが思っている以上にいいチームだ。テクニックのある選手たちがそろっている。今大会ここまではプレーが断片的な印象だが、それでもまだ十分かもしれない。

サットン氏の予想=後半が終わって1-1の同点、延長戦の末に日本が2-1で勝利

(決勝トーナメントでは、後半が終了した時点で同点の場合、前後半15分ずつの延長戦を行う。それでも決着がつかないときは、ペナルティーキック=PK=戦で勝敗を決める)

日本とクロアチアのデータ

  • 両チームの対戦はW杯では3度目。1998年にはクロアチアが1-0で勝利し、2006年には0-0で引き分けた(いずれも1次リーグ)。
  • 日本はこれまで3度、ベスト16に入っているが、2002年にはトルコ、2010年にはパラグアイ、2018年にはベルギーにそれぞれ敗れ、ベスト8に残ったことはない。アジア勢で準々決勝まで進んだことがあるのは、北朝鮮(1966年)と韓国(2002年)だけ。
  • クロアチアは過去、W杯の決勝トーナメントを8試合戦い、2敗しかしていない(残りは4勝2分け)。引き分けの2試合(いずれも2018年)ともPK戦で勝ち進んだ。
  • 日本は今大会の1次リーグ3試合のボール保持率が、平均32%にとどまった。スペイン戦では18%、ドイツ戦では26%ながら、どちらも勝利した。