ミャンマー少数民族の武装勢力を空爆、死者50人以上

ミャンマー北部カチン州で23日夜、少数民族の武装勢力を狙ったとみられる国軍による空爆があり、少なくとも50人が死亡、100人近くが負傷した。複数の現地メディアが報じた。
目撃者によると、カチン州カンシ村で23日午後8時半ごろ、武装勢力カチン独立軍(KIA)が開いていたコンサートの会場めがけて、航空機が爆弾3発を投下したという。
建物群が破壊され、聴衆に多数の犠牲者が出たとされる。
死者にはカチン族の人気歌手4人が含まれているとみられる。目撃者によると、負傷者を病院のある近くのパカン町に運ぶのを国軍が妨害したという。
死者数については、KIA広報担当のナウ・ブ大佐がBBCに説明した。
住民たちは、事前の警告はなかったと話した。
コンサートは、KIAの自治権獲得の活動の62周年を記念するものだった。
カチン州のこの地域は、年換算で約300億ドル(約4兆4700億円)を生み出すとされるヒスイの鉱山があることから、国軍とカチン族の武装勢力が長年、激しく争っている。
ミャンマーでは昨年、アウンサンスーチー氏率いる文民政府を退陣させた軍事クーデターが起きた。カチン州のこの地域では、それ以前もそれ以降も、頻繁に戦闘が起きている。
今回の攻撃は、カチン族の武装勢力に対する国軍の報復または警告の可能性がある。同武装勢力は、国軍のクーデターに抵抗するために結成された他の武装グループを支援している。








