ロシア旗艦が黒海で爆発 「ミサイルで攻撃した」とウクライナ高官

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ロシア国防省は14日、黒海艦隊の旗艦である巡洋艦「モスクワ」が爆発によって「重大な損傷」を被り、乗組員全員が退避したと明らかにした。
同省は声明で、「巡洋艦モスクワで火災が発生し、弾薬が爆発した」、「艦体は重大な損傷を被った。乗組員は全員退避した。火災の原因を調査中だ」とした。
ロシアは爆発の原因を明確にしていないが、ウクライナはミサイル「ネプチューン」で攻撃したとしている。
ウクライナのオレクシー・アレストヴィッチ大統領顧問は、ロシアの救助隊が巡洋艦に到達できていないとした。全長186メートルの同艦には、最大510人が乗っていた可能性がある。
ウクライナ南部オデーサ(オデッサ)州のマルチェンコ知事は、「ミサイル巡洋艦モスクワが今日、スネーク島の私たちの国境警備隊によって送られた場所に正確に行ったことが確認された!」と、メッセージアプリ「テレグラム」に投稿した。

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黒海のスネーク島に駐留するウクライナ部隊は先に、巡洋艦モスクワによって、投降するよう指示された。しかしそれを無視し、「地獄に落ちろ」と言い返していた。
ミサイル巡洋艦モスクワは、1980年代前半に当時のソヴィエト連邦で建造された。
2000年に黒海艦隊の旗艦となり、2015年に始まったロシア軍のシリアにおける活動で重要な役割を果たした。

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アナリストらは、今回の爆発がウクライナによるミサイル攻撃によるものだった場合、軍事的に象徴的な意味があるとしている。
米海軍大学ロシア海洋研究所長のマイケル・ピーターセン教授は、BBCのラジオ番組で、「これはロシアの黒海艦隊の旗艦であり、少し老朽化はしているが、黒海におけるロシア海軍力の象徴だ」と説明。
ウクライナは2014年にクリミアがロシアに併合された際に、海軍の大部分をロシアに奪われているとし、「それでもウクライナが、ロシアに大きな痛手を与えるやり方でロシアの軍事力を攻撃できているのは、象徴的な意味で重要だ」と述べた。
ウクライナ・キーウの国立戦略研究所のミコラ・ビエリエスコフ研究員は、ウクライナ人の「士気を高めるうえで、非常に強力な心理的材料だ」と述べた。









