米NY地下鉄発砲事件、62歳男性を逮捕 「抵抗しなかった」と市警

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米ニューヨーク市の地下鉄駅で通勤客ら10人が銃で撃たれて負傷するなどした事件で、同市警察は13日、行方を追っていた男性容疑者を逮捕した。
市警によると、フランク・ジェイムズ容疑者(62)は12日朝、ブルックリンの36丁目駅で、建設作業員用のベストとヘルメット、ガスマスクを身に着け、発煙弾を投げて発砲したとみられている。
この事件では23人がけがを負った。うち10人は銃で撃たれた。
ジェイムズ容疑者は事件直後に参考人として浮上。市警が氏名を公表し、大がかりな捜索をしていた。市警は情報提供を受け、事件から約30時間後にマンハッタンで逮捕した。今回の事件の容疑者は他にいないという。
市警のキーシャント・スーウェル本部長は、ジェイムズ容疑者が「抵抗することなく」逮捕されたと説明。「彼に逃げ場はなかった」と述べた。

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市警は情報提供者について明らかにしていない。ただ、米メディアのAP通信とCNNは、容疑者自身がマンハッタン南部にいると連絡してきたと報じている。
当局によると、ジェイムズ容疑者は公共交通機関で「テロリストや他の暴力攻撃」を禁じる連邦法に違反した疑いなど、いくつかの容疑について訴追される。有罪となった場合、終身刑となる可能性がある。
市警によると、同容疑者には過去9回の逮捕歴がある。オハイオ、ウィスコンシン、ペンシルヴェニア、ニュージャージーの各州とつながりがあるという。
陰謀論などネット投稿
今回の事件では、銃を発砲した人物は現場から逃走。現場では引っ越し用バンのレンタカーの鍵が見つかり、ジェイムズ容疑者が事件関係者として浮上した。
鍵のほか、グロック社製の拳銃1丁、弾倉3つ、ガソリンが入ったプラスチック容器、ジェイムズ容疑者名義のクレジットカードが残されていたという。
連邦捜査局(FBI)の宣誓供述書によると、ジェイムズ容疑者は11日にペンシルヴェニア州フィラデルフィアでバンを借り、翌日ニューヨークに到着した。現場に残されていた拳銃は、「フランク・ロバート・ジェイムズ」という名の人物が、オハイオ州で合法的に購入していたものだったという。
市警は動機について明らかにしていない。当局によると、ジェイムズ容疑者は黒人ナショナリストの発言や偏見に満ちた言葉をオンラインに投稿していたという。また、裁判所に出された文書によると、地下鉄にいるホームレスや「さまざまな陰謀論」に関するものなど、「ニューヨーク市の地下鉄システムについてのさまざまな発信をしていた」という。
ジェイムズ容疑者は14日にニューヨークの裁判所に初出廷の予定。










