米ニューヨーク地下鉄で発砲、20人以上けが 警察は「参考人」探しへ

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米ニューヨーク市の地下鉄で12日朝、発砲事件があり、20人以上がけがを負った。同市警察は、「参考人」の氏名を公表し、行方を追っている。
警察などによると、事件はラッシュアワーの時間帯の午前8時半ごろ、ブルックリンの36丁目駅で発生した。
フード付きのスウェットシャツ、建設現場で使われるベスト、ガスマスクを身に着けた襲撃者が発煙爆弾を起爆させ、銃を33回発砲。少なくとも10人に弾が当たったという。襲撃者は逃走した。
煙が充満した駅構内では、出血した乗客らが床に横たわっていた。
13人ほどが、煙を吸い込んだり、パニック状態で列車から逃げようとする乗客たちの中でけがを負ったりした。死者は出ないとみられている。
市警のキーシャント・スーウェル本部長は、「現時点ではテロリズム行為としては捜査していない」と述べた。
引っ越し車両の借り主
市警刑事部門トップのジェイムズ・エシグ氏は、事件の参考人として、フランク・R・ジェイムズ氏(62)の行方を追っていると明らかにした。
事件現場では、引っ越し用のバン型車両の鍵が見つかった。ジェイムズ氏はその車をレンタルしていたという。AP通信によると、警察は車を発見したが、ジェイムズ氏はいなかった。
「ジェイムズ氏が地下鉄と何らかの関係があるか調べている」と、エシグ氏は述べた。
参考人とは、警察が事件の情報を持っていると考えている人物を指す。ジェイムズ氏は現在、この事件の容疑者とは考えられていない。
一方で警察は、容疑者の逮捕につながる情報に5万ドル(約630万円)の報奨金を設定している。
エシグ氏は、グロック社製の拳銃1丁と、弾倉3つ、手おの、発火の恐れがあるさまざまな装置を現場で発見したと説明している。
「煙と血と叫び声」
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事件に遭遇した人々は、当時の混乱した状況を語った。
サム・カーカモさんは、「地下鉄のドアが開き、災難状態に陥った。煙と血があり、人々は叫んでいた」とAP通信に話した。ドアが開くと同時に、煙が車両から流れ出たという。
クレアとだけ名乗った女性は、発砲音の回数を数えていたが、途中で「数えられなくなった」と現地紙ニューヨーク・ポストに語った。
この女性は、容疑者が「上の部分から火花が出ていたシリンダーのような物」を床に落とすのを見たという。

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ニューヨーク市の消防当局はBBCに、地下鉄駅で煙が出ているとの通報を受けて現場に急行したと話した。到着すると、銃撃されけがを負った人たちがいたという。
ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は、現場となった駅のカメラに異常があったと明らかにした。市警の初期捜査に影響が出た可能性がある。










