【北京冬季五輪】 別れを惜しむ閉会式、感謝と結束を強調

画像提供, Reuters
北京冬季オリンピックは20日、全ての競技日程を終了し、北京市の国家体育場「鳥の巣」で閉会式が行われた。北京の人たちが別れを惜しむ演出が続いたほか、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は分断が影を落とす世界におけるオリンピックの結束の力の重要性を強調した。
開会式で設置された雪の結晶の形をした聖火台の下、ランタンを使ったパフォーマンスを子供たちが披露し、中国の習近平国家主席とIOCのバッハ会長が手を振った。続く選手入場では、ベートーヴェンの交響曲第9番「歓喜の歌」が流れる会場に、各国選手団が入場した。
スキー・クロスカントリーの女子30キロフリーと男子50キロフリーの表彰式が行われた後、大会にかかわった約1万8000人のボランティアに感謝する動画が流れた。ボランティアの代表6人が表彰台に上がると、人を思いやる気持ちの温かさを象徴するランタンが手渡された。
続いて、大会の様々な場面を振り返る動画や、中国で送別の印とされる柳の枝を表すパフォーマンスが披露された。日本では唱歌「旅愁」として、中国では「送別」の題で広く知られる、「Dreaming of Home and Mother(家と母を夢見て)」が流れた。
その後は2026年冬季五輪が開かれるイタリアのミラノ・コルティナダンペッツォへ、引継ぎの儀式が行われた。オリンピック旗が北京の陳吉寧(チェン・チーニン)市長から、IOCのバッハ会長を経て、ミラノのジュゼッペ・サーラ市長とコルティナ・ダンペッツォのジャンピエトロ・ゲディーナ市長に引き継がれた。
さらに、大会開催地となるイタリア北部各地のイメージ映像や歓迎のメッセージが流れた。

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北京大会に参加した91カ国・地域の旗が会場に運ばれると、大会組織委員会会長の蔡奇(ツァイ・チー)北京市党委書記が感謝の弁を述べ、「北京を忘れないでください」と呼びかけた。
続けてIOCのバッハ会長が「自己ベストを尽くした」選手を始め大会関係者をたたえ、「オリンピック大会による結束の力は、私たちを分断しようとする力よりも強い。皆さんは平和にチャンスを与える。世界中の政治指導者が、皆さんの連帯と平和を手本にしてくれますように」と述べた。
バッハ会長が北京五輪の閉会を宣言した後、北京の人たちが次々と手を振り別れを惜しむ映像が流れた。
会場では、子供たちが合唱する中、雪の結晶の形の聖火台で燃え続けた聖火が消えた。大会スローガンの「One World, One Family(一つの世界、一つの家族)」、「天下一家」の文字などが浮かび上がる花火が次々と打ち上げられ、北京冬季オリンピックは幕を閉じた。

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