イングランドでコロナ感染後の自主隔離、最短5日間に短縮 迅速検査で陰性なら
ジョー・カズンズ、BBCニュース

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英政府は17日から、イングランドで新型コロナウイルスに感染した人の自主隔離期間を、最短で5日間に短縮した。隔離期間の短縮は、医学的な証拠を検討した上で、様々な事業の人手不足を解消するための措置。
新しい規則では、イングランドで新型コロナウイルスに感染した人は、自主隔離開始から5日目と6日目にラテラルフロー(迅速)検査による陰性結果を提示しなくてはならない。
イングランドではさらに、16歳と17歳の人が追加接種を予約したり、予約不要のワクチンセンターで追加接種を受けられるようになった。16歳と17歳を対象にした追加接種の接種券は当面は、少なくとも3カ月前に2回目の接種受けた人に送られる。いずれは16歳と17歳で2回接種済みの60万人以上が、追加接種の対象になる。
加えて、感染リスクの特に高い12歳から15歳の約500人も、追加接種が受けられるようになる。
イギリス全体で16日に確認された新規感染者の数は7万924人と、昨年12月14日以来最も少なかった。過去7日間の新規感染者は75万4054人で、それ以前の7日間から38%減少した。陽性確認から28人以内で16日に死亡が確認された人は88人だった。

イングランドでは昨年12月22日から、感染者の自主隔離期間が10日から7日に短縮された。この場合、隔離開始から6日目と7日目に、検査で陰性になる必要があった。検査で陽性になった当日を「0日」、その翌日を「1日目」と数える。
イングランドで陽性になった人は今月17日から、5日目にラテラルフロー検査を受けられる。それで陰性だった場合は、6日目にあたる24時間後に再び検査を受けて陰性で、発熱もなければ、ただちに隔離を終えられる。
サジド・ジャヴィド保健相は、自主隔離期間を5日間に短縮することで、「自由を再び拡大し、冬の間に不可欠な公共サービスが圧迫されている状況を改善する」効果が期待できると述べた。
ジャヴィド氏はさらに、5日目と6日目の迅速検査は「バランスがとれて相応」な対策の「不可欠」な一部だと強調した。
隔離5日目と6日目にも検査で陽性となる人は、2日連続して陰性となるか、隔離10日目以降に陰性となるまでは、隔離を続ける必要がある。
ワクチンを受けているかどうかは、この隔離ルールに影響しない。
ジャヴィド氏はかつて、英保健安全保障庁(UKHSA)データから感染者の3分の2は5日目の時点ですでに、周囲にウイルスをうつさなくなっていると話していた。
ただし、2日連続して陰性となり発熱もないため6日以降に隔離を終える人に対して政府は、マスクを着け、混雑した空間や換気の悪い空間では他人と密接するのを避け、可能ならば自宅で勤務するよう、強く推奨している。
保健省は、これまでのルールでは、2日連続の陰性結果で7日目に自主隔離を終える人のうち、周囲にウイルスをうつす可能性があるのは全体の6%だとしている。UKHSAの数理モデルによると、新しいルールで6日目に隔離を終えた人のうち、周囲にウイルスを移すかもしれない割合は7%になるという。
イングランド以外のスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの人たちは、発症した日(不顕性感染の場合は陽性が判明した日)からただちに少なくとも7日間、自己隔離しなくてはならない。
政府は引き続き、最良の感染対策はワクチン接種だとして、接種対象になったらできるだけ早く受けるよう促している。
政府はさらに、濃厚接触者についてもルールを検討する方針を示している。










