バイデン米大統領、北京五輪の「外交的ボイコット」を検討

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ジョー・バイデン米大統領は18日、中国・北京で来年2月に開かれる2022年冬季オリンピックを、アメリカが外交的にボイコットすることを検討していると述べた。
外交的ボイコットは、政府関係者をオリンピックに派遣しないことを意味する。
バイデン氏はこの日、メキシコとカナダの首脳らとの協議を前に、「それが今検討していることだ」記者団に語った。
アメリカでは与野党の議員が共に、中国の人権侵害に対する抗議を示すとして、外交的ボイコットを求めている。
アメリカと中国の関係はこのところ緊張が高まっている。15日にはバイデン氏と中国の習近平国家主席が、国のトップ同士としては初の直接協議を約3時間にわたりオンラインで行った。
首脳協議では議題にならず
米政府のジェン・サキ報道官は、15日の米中首脳協議ではオリンピックについての話し合いはなかったと述べた。
外国的ボイコットは、出場選手たちに影響を及ぼさない。サキ氏は、政府としてどう参加するかを検討中だとした。
北京冬季オリンピックは2月4日に開幕の予定。
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アメリカは中国について、新疆ウイグル自治区で暮らすイスラム教徒の少数派グループ、ウイグル族の集団殺害を行っているとして非難している。
中国が香港の政治的自由を抑圧する動きを見せていることをめぐっても、米中の緊張は高まっている。
全面ボイコットを求める声
米上院では先月、政府代表団の北京冬季五輪への参加のために国務省の予算を使うことを禁止する修正法案を、議員らが提出した。
与党・民主党の最有力者であるナンシー・ペロシ下院議長は、北京冬季五輪の外交的ボイコットを要求している。同五輪に参加する米指導者は「道徳面での権威」を失うだろうとしている。
共和党のトム・コットン上院議員は18日、「集団虐殺オリンピック」の外交的ボイコットでは「弱すぎるし、遅すぎる」と主張。すべての選手や関係者、米スポンサー企業らを含めた完全なボイコットが必要だとした。
ドナルド・トランプ前大統領の政権で国連大使を務めたニッキー・ヘイリー氏も、全面的なボイコットを呼びかけている。








