WHO、インド製ワクチン「コヴァクシン」の緊急使用を許可 新型ウイルス

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世界保健機関(WHO)は3日、インドのバーラト・バイオテックが開発した新型コロナウイルスワクチン「コヴァクシン」の緊急使用を許可した。
コヴァクシンは今年1月、まだ臨床試験の第3相を行っている最中にインド政府が承認し、物議を醸していた。
バーラトはその後、このワクチンが78%の有効性を示したというデータを公開している。
早急な承認や不完全なデータなどを批判する声も上がっている一方、バーラトのクリシュナ・エラ会長は、「200%安全だ」と述べている。
WHOはツイッターで、コヴァクシンの利益はリスクを上回るだろうと説明した。
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バーラトは7月に緊急使用についてWHOに申請。WHOの専門家パネルは10月、バーラトに追加データを要求していた。
緊急使用の承認についてWHOは以下のように説明している。
- 18歳以上について、間隔を4週間空けての2回の接種を推奨する
- 2回目の接種から14日目以降に、あらゆる段階のCOVID-19について78%の有効性を示す。貯蔵が簡単なことから、低・中所得国での接種に非常に適している
- 妊娠中の女性への接種については判断に十分なデータがそろっていない

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インドではすでに1億500万回分のコヴァクシンが接種されており、今回の承認はバーラトにも接種者にも安心につながるとみられる。
一方、このワクチンはインド以外ではほとんど承認されていないが、緊急使用の許可によって状況が変わるとインド政府はみている。
ただ、ワクチン接種を完了したインド国民の渡航制限がどう変わるかはまだ不透明だ。
インドではこれまでに、対象者の4分の1に当たる2億5300万人がワクチン接種を終えている。少なくとも1回接種した人は6億5300万人と、全体の70%に上る。
インドで製造されている英アストラゼネカ製ワクチン「コヴィシールド」が最も多く接種されている。









