米原潜、南シナ海で「未確認の物体」と衝突 乗組員15人軽傷

画像提供, Getty Images
米海軍の原子力潜水艦「コネティカット」が今月2日、南シナ海付近の公海で潜航中に「未確認の物体」に衝突し、乗組員15人が軽傷を負った。米当局が明らかにした。
米海軍の報道官は、衝突の原因は不明だとした。潜水艦は米領グアムに向かっているという。
報道官は声明で、「コネティカットの原子力推進装置や艦内空間に影響はなく、完全に稼働し続けている」、「潜水艦の損傷について調査している。米海軍として支援は要請していない」とした。
コネティカットは南シナ海周辺を航行していた。この水域では、領有権をめぐる主張が大きく対立している。
中国は南シナ海の大半を領有するとしているが、周辺のフィリピン、ブルネイ、マレーシア、台湾、ヴェトナムとアメリカは異議を唱えている。双方の緊張感は近年、徐々に増している。
台湾周辺では、台湾が設定している防空識別圏に中国軍機が多数侵入する事案が続いており、緊張が高まっている。
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周辺の軍事的な動き
アジア太平洋地域をめぐっては先月、アメリカ、イギリス、オーストラリアが安全保障の歴史的な枠組み「AUKUS(オーカス)」を構築した。中国に対抗する動きとみられている。
AUKUSでは、アメリカが原子力潜水艦建造の情報をオーストラリアに提供することになっている。
一方、台湾の防空識別圏に今月初め、中国軍機が4日連続で入り込み、過去最多の機体が飛行したことについて、アメリカのジェイク・サリヴァン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は「深く懸念している」と述べた。
台湾防衛のため軍事行動を起こす用意があるかと質問されると、サリヴァン氏は「そうした日が決して来ないようにするため、私たちは今行動を取る、とだけ言っておく」と答えた。








