【東京パラ】 競泳の山口、陸上の佐藤が金 柔道などで銅

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東京パラリンピックで29日、競泳男子100メートル平泳ぎSB14の山口尚秀(20)と、陸上男子1500メートルT52の佐藤友祈(31)が、ともに金メダルを獲得した。佐藤は今大会2冠となった。
佐藤と共に走った上与那原寛和(50)も銅メダルを獲得。27日の400メートルT52に続き、佐藤が金、上与那原が銅という結果となった。
柔道女子70キロ級の小川和紗(24)も銅メダルを勝ち取った。
自身の世界記録を更新
東京アクアティクスセンターであった競泳男子100m平泳ぎSB14(知的障害)決勝は、スタート直後から山口とジェイク・マイケル(23、オーストラリア)の一騎打ちの展開となった。
50メートルは、山口が0秒1差で先にターン。その後も2人の競り合いが続いたが、山口は1位を譲らず、自身のもつ世界記録を更新する1分3秒77でフィニッシュした。銅メダルはスコット・クイン(31、イギリス)が手にした。

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NHKによると、山口は保育園児のころ、知的障害をともなう自閉症と診断された。小学4年生で水泳を始め、4年前に本格的に競泳に取り組み出したという。身長1メートル87センチの体格を生かしたダイナミックな泳ぎで、急成長を続けている。
山口はレース後のインタビューで、「世界記録更新と金メダル獲得、2つの課題が達成できたのでうれしく思っています」と語った。
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2日前と同じ対決
オリンピックスタジアム(国立競技場)で開かれた陸上男子1500メートルT52(車いす)決勝は、2日前の400メートルT52と同様、佐藤とレイモンド・マーティン(27、アメリカ)が優勝争いを繰り広げた。
佐藤が先行し、背後にぴったりとマーティンがついたまま、ラスト1周へ。マーティンは激しい追い上げを見せたが、佐藤は最後まで力強い走りを続け、0秒59差で逃げ切った。

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佐藤のタイムは3分29秒13のパラリンピック記録。3位には上与那原が、3分44秒17のタイムで入った。
レース後のインタビューで佐藤は、「コロナ禍での1年延期」など「いろんなことがあったけど、あきらめずに前を見続けてよかった」と、2個目の金メダルの喜びを語った。
「次は金に変えたい」
柔道は日本武道館でこの日、最終日を迎えた。
女子70キロ級の3位決定戦では、小川とオリガ・ザブロドスカヤ(36、ロシア・パラリンピック委員会)が対戦。小川が2分51秒、体落としで技ありを奪って勝利した。
時事通信によると、小川は先天性の目の病気があり、柔道は中学時代に始めた。視力が低下して柔道を離れた時期もあったが、18歳から視覚障害者柔道に取り組んできたという。
小川は試合後のインタビューで、「3年後のパリのパラリンピックに向けてもっと自分を磨いて、次は銅から金に変えたいです」と話した。
この階級の決勝は、アラナ・マウドナド(26、ブラジル)が隅落としの技ありでイナ・カルダニ(24、ジョージア)を破り、金メダルを獲得した。
順位











