【東京五輪】 競泳男子ピーティが英の金メダル1号 飛び込みのデイリーと自転車も金

Adam Peaty celebrates winning gold in Tokyo

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画像説明, アダム・ピーティはリオ五輪と同じく、イギリス最初の金メダルを獲得した

東京オリンピックは26日、競泳男子100メートル平泳ぎ決勝があり、イギリスのアダム・ピーティ(26)が同国最初となる金メダルを獲得した。ピーティは五輪で2連覇した最初のイギリス競泳選手となった。イギリス勢はこのほか、選手団の「顔」とも言える水泳男子飛び込みのトム・デイリー(27)とマティ・リー(23)のペアが金メダルを獲得したほか、自転車競技でも金を勝ち取った。

世界記録を保持するピーティは、スタートからフィニッシュまで完璧な泳ぎを見せた。タイムは57秒37で、2位とは0.63秒差だった

銀メダルは、ピーティ以外で唯一自己ベストが58秒を切っている、アルノ・カミンハ(オランダ)が獲得した。銅メダルはニコロ・マルティネンギ(イタリア)が勝ち取った。イギリスのジェイムズ・ウィルビーは5位だった。

優勝を決めると、ピーティは水面をたたき、「カモン!」と雄たけびをあげた。

レース後、BBCスポーツに、「自分にとって、ものすごいことだ」と話した。「年間で誰がベストなのかではなく、その日に誰がベストなのかの勝負だ。誰が適応力があり、より意欲があるかだ」。

また、「結局のところ、自分はタイムのために競っているのではなく、自分自身と競っている」と述べ、「この勝利は自分のものではなく、イギリスチームと家族、友人のものだ。ひたすらほっとしている」と述べた。

Adam Peaty poses in front of photographers after his gold medal-winning swim

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画像説明, 金メダルを決めた後に写真撮影に応じたピーティ

ピーティの金メダルは確実視されていた。彼を脅かす存在は出ていない。

100メートル平泳ぎでは7年以上、負けていない。2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得。世界選手権は3連覇している。世界記録は5回更新。57秒を切るタイムを出したのはピーティのみ。

ピーティはこの後、4×100メートル男子メドレーリレーに出場する。4×100メートル混合メドレーリレーに出る可能性もある。

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中国の連覇止め金メダル

水泳の男子シンクロナイズドダイビング10メートル高飛び込み決勝では、イギリスのデイリーとリーのペアが金メダルを獲得した。

この種目は中国勢が2004年以降、連覇を続けていた。この日も曹縁、陳艾森の中国ペアが見事な演技を披露していた。

しかし、中国ペアの最後の演技が終わったところで、先に演技を終えていたイギリスペアの優勝が確定的に。デイリーとリーは喜びを爆発させた。

デイリーは4度目のオリンピックで初の金メダル。表彰台に上がると涙を見せた。リーは初出場で金メダルを手にした。

Tom Daley and Matty Lee

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画像説明, トム・デイリー、マティ・リーのペア

イギリスペアは欠点のない演技を見せ続けた。4回目を終えたところで首位に立ち、緊張やプレッシャーと闘いながら、最後の2回の演技に臨んだ。

イギリスペアは合計得点471.81で演技を終え、最後の演技を前にした中国ペアの逆転の望みを打ち消した。中国ペアが飛び込み、大スクリーンに彼らの合計得点が470.58と表示されると、デイリーとリー、コーチ陣、チームメートたちが大喜びした。

デイリーは2008年に14歳でオリンピックに初出場して以来、イギリスで誰もが知る存在となっている。

2012年ロンドン五輪では10メートル高飛び込みで銅、2016年リオ五輪でもシンクロナイズドダイビング10メートル高飛び込みでも銅を獲得。ただ、金メダルには手が届かなかった。

2017年には夫ダスティン・ランス・ブラックさんと結婚。翌年には息子ロビーちゃんの父親となった。そうした変化があってから初の五輪で、金メダルを手にした。

この日の決勝では、日本の伊藤洸輝、村上和基ペアが8位に入った。

マウンテンバイクでも金メダル

26日には自転車競技(マウンテンバイク)男子クロスカントリーの決勝もあり、イギリスのトーマス・ピドコック(21)が金メダルを獲得した。

レース途中で先頭に出ると、最後までリードを守る圧倒的な走りを見せ、マティアス・フリューキガー(スイス)、ダビド・ヴァレロ・セラノ(スペイン)を抑えて優勝した。

Tom Pidcock crossing the finish line

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画像説明, トーマス・ピドコックは、イギリスの男子クロスカントリーで初となる金メダルを勝ち取った

ピドコックは東京の高温対策として、暖房を入れたテントの中で練習をしてきた。そのかいあり、フリューキガーに20秒の大差をつけてゴールした。ゴール手前では、イギリス国旗を両手で広げながら走行する余裕を見せた。

レース後、「現実とは思えない」、「オリンピアンになったなんて信じられない。スタート時点では、ここに来られただけで特別なんだと自分に言い聞かせていた」と話した。

順位

(英語記事 Pidcock takes mountain biking gold