【東京五輪】 メダル獲得、日本は4位の予想 イギリスの期待選手は

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東京オリンピックが23日に開会式を迎え、ついに開幕した。
どの国が最多のメダルを獲得できるのか。イギリスの成績の見込みは。そして誰が金メダルを手にしそうか。
エンターテインメント関連の統計と技術を手がける世界大手のグレースノートに、メダル獲得数を予想してもらった。
メダル獲得予想

メダル獲得数はアメリカが頂点に立つ――。グレースノートは過去のオリンピックや世界選手権、ワールドカップの成績に基づく統計から、個人とチームのメダル獲得数を予想した。
それによると、アメリカが東京オリンピックで獲得するメダルは計96個。この予想が当たれば7大会連続で夏季オリンピックの首位を守る。
しかしこの予想はどの程度当たるのか。
「通常、データに基づく夏季オリンピックの予想では、メダル獲得数をかなり正確に推定できる」。グレースノートのスポーツ分析責任者、サイモン・グリーヴ氏はそう説明する。
「ただし過去の実績を上回る結果を出す選手もいれば、下回る選手もいる。だからこそスポーツは面白い。何が起こるかは分からない」
2位は僅差の争いか
2位はロシア・オリンピック委員会(ROC)で、計68個のメダル獲得が予想される。だが中国が2位の座を脅かす可能性もある。
2016年リオデジャネイロオリンピックで計70個のメダルを手にした中国は、今大会では66個の獲得が予想される。ただ、実際の獲得数はこの予想を上回るかもしれない。グレースノートのランキングでトップ8入りした中国人選手のほぼ80%は、新型コロナウイルスの流行が始まって以来、成績が記録されていない。
そのため今回は特に予想が難しいとグリーヴ氏は話し、「今回のオリンピックはいつも以上に予想がつかない。2020年は多くの大会が中止され、今年の大会に置き替えられたが、中国など一部の国の選手はそうした直近の大会には出場していない」と指摘した。
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日本は優位、イギリスは減少?
開催国の日本は、リオデジャネイロの実績をほぼ50%上回る60個を獲得して4位に入る見通し。日本が得意とするスポーツでメダル増が見込めるほか、スケートボードやスポーツクライミング、野球といった新種目にもチャンスがある。
イギリスは5位にとどまり、5年前のリオデジャネイロの3位から順位を下げる予想だ。メダル獲得数の合計でトップ5入りを果たせば夏季4大会連続になる。
予想では、イギリスが獲得するメダルは2016年より15個減って52個になる。これは自転車競技のトラックや新体操、ボートなどの種目でメダルが減ると予想されるためだ。
「一般的には上位の国が獲得するメダルの総数が、過去のオリンピックに基づく我々の予想とそれほどかけ離れることはない」とグリーヴ氏。「オランダのように、普段よりずっといい成績を挙げそうな国は、パンデミック前は現在の予想とだいたい同じ数のメダルが予想されていた」
「我々は通常のモデルに多少の調整を加えたが、2020年3月以降の結果がない選手に関してできることはほとんどない。そうした選手が出場せずに大会が開かれれば、ランキング予想が低くなることもある。一方で、大会の欠場そのものがハンディになることもある」
イギリス代表のメダル獲得予想
イギリスの獲得が予想されるメダル52個のうち、金メダルは14個。その顔ぶれはどうなるのか。
アダム・ピーティはリオデジャナイロで獲得した100m平泳ぎのタイトル防衛が期待され、体操のマックス・ウイットロックもあん馬の金メダルを維持する見通し。
カヌー・スプリントのリアム・ヒース、テコンドーのスター、ジェイド・ジョーンズ、3mシンクロ板飛込に出場するジャック・ロアーと、今回はダニエル・グッドフェローもタイトル防衛が期待できる。

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陸上競技では男子4×100mリレーチーム、競泳では男子4×100mメドレーリレーチームの金メダル獲得が予想される。
さらにはボクシングのローレン・プライス、馬術のローラ・コレットとベン・マー、射撃のセオナイド・マッキントッシュとアンバー・ヒル(ヒルはその後出場を辞退)、セーリングの男女混合ナクラ17級に出場するアナ・バーネットとジョン・ジムソンも表彰台の最上段に登壇する予想。
ボートではオリー・クック、マット・ロシター、ロリー・ギブス、ショルト・カーネギーの男子4人組が、2000年のシドニー以来6大会連続の優勝を期待されている。
イギリスの5位以上は困難?
銀メダルが予想されるのは陸上のディナ・アッシャー=スミス(200m)、ローラ・ミュア(1500m)、ジェマ・リーキー(800m)、トム・デイリー(10m高飛び込み)、女子近代五種のケイト・フレンチ、トライアスロンのジェシカ・リアマンス、ウエイトリフティングのエミリー・キャンベルなど。
自転車トラックは女子チームパシュートと男子チームスプリントの銀メダル2個が予想される。
リオデジャネイロで優勝した女子ホッケーは銅メダル獲得の見通し。
「イギリスが過去2回のオリンピックの成功を繰り返すことはできそうにない。ロシアの選手がロシア・オリンピック委員会の旗の下で復活することや、開催国日本の強さを考えると、メダルの合計で5位より上に行くのは非常に難しいだろう」とグリーヴ氏は予想する。
「イギリスがデータ予想を上回れるスポーツは自転車トラックかもしれない。昨年の世界選手権以降、ほとんど大会が行われておらず、世界選手権でイギリスチームが使ったのは、東京で使う予定の自転車ではなかった」とグリーヴ氏は話している。









