米議会襲撃、重罪で有罪の男に禁錮8カ月 初の量刑判断

画像提供, US Attorney’s Office for Washington
米ワシントンの連邦地裁は19日、今年1月の米連邦議会議事堂の襲撃事件の裁判で、上院議場に侵入して議会を妨害したフロリダ州の男に、禁錮8カ月(求刑禁錮1年6カ月)を言い渡した。この事件で重罪で有罪となった被告に刑が言い渡されたのは初めて。
ポール・アラード・ホジキンス被告(38)は連邦地裁で、議会侵入に加わったことは「愚かな判断」だったと述べた。
そして、「あの日の事件がもたらした損害と、自分が愛するこの国が傷ついたこと」を後悔しているとした。
1月6日の議会襲撃では、2020年大統領選でジョー・バイデン氏が勝利した結果を議会が認定している最中、ドナルド・トランプ氏の支持者たちが議事堂に侵入した。議会警察の警官1人を含む5人が死亡した。
フロリダ州タンパ出身のクレーン運転士のホジキンス被告は、議事堂に侵入した推定800人のうちの1人。
襲撃時の様子をとらえた動画には、ホジキンス被告が上院議場内で「トランプ2020」と書かれたTシャツを着て、首からゴーグルをぶらさげ、トランプ氏の旗を肩に担ぐ姿が映っている。
米連邦捜査局(FBI)はこれまでに、1月6日に犯罪行為を行ったとして535人以上を逮捕している。
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裁判資料には、ホジキンス被告が上院内で撮影した自撮り写真も含まれている。「QAnon(キュー・アノン)」と呼ばれる極端な陰謀論のシャーマンを自称する有名な信奉者も写っていた。
検察はホジキンス被告について、暴力は振るっておらず、破壊行為もしていなかったと指摘した。
被告の弁護人は、どのような判決も、被告が背負うことになる一生の恥とは「比べ物にならない」として、裁判官に寛大な判断を求めていた。
検察は、ホジキンス被告が「民主主義に対する集団的脅威に寄与した」として、1年6カ月の刑期を求めていた。
議事堂襲撃事件をめぐっては数百人が訴追されており、今回の判決が今後のほかの判決の基準となることが予想される。
インディアナ州のアナ・モーガン=ロイド氏(49)は6月、軽犯罪である治安紊乱(びんらん)行為の罪を認めた。3年間の保護観察処分を受け、刑務所に入ることはなかった。
同氏が議事堂内にいたのは10分程度で、暴力行為には及ばなかったが、侵入に加わったことを謝罪した。












