在宅勤務の会社員、約半数が「キャリアへの関心薄れた」 英調査

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新型コロナウイルスの影響で多くの人が自宅で働くようになった。もしあなたもその1人で、最近は出世への興味が薄れていると感じるなら、それは決して珍しいことではない。
英保険最大手アヴィヴァの調査によると、会社員の47%が、新型ウイルスのパンデミックの影響で自分のキャリアを重視しなくなったという。
また、約5人に2人が「仕事から頭を切り替えられない」と答えた。
アヴィヴァは「このように常にオンの状態になっている結果、会社員の40%が仕事による燃え尽き症候群を懸念している」としている。
半数の人は、仕事と家庭の境界が「ますます曖昧になってきた」と訴えた。在宅勤務の影響は女性に偏っており、女性の46%が燃え尽き症候群を懸念しているのに対し、男性は35%にとどまった。
一方で、女性の24%がパンデミックがワークライフバランスに悪影響を与えたと答えたのに対し、男性は16%だった。
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アヴィヴァのウェルビーイング(人が健康で幸せな、良好な状態にあること)担当のデビー・ブロック氏はBBCラジオ4の番組「トゥデイ」で、パンデミックとロックダウンによって「人々は仕事が自分の生活のどこに当てはまるのかを考えられなくなった」と語った。
また、テクノロジーとデジタル時代の到来により、仕事モードを「オフにするのが難しくなっている人もいる」と付け加えた。
「パンデミックは集合的な体験だったかもしれないが、その影響は様々なかたちで現れている。特に女性は家庭と仕事の境界線が曖昧になることで、とりわけ深刻なストレスに直面している」
ブロック氏は、従業員が直面している問題を雇用主が認識して対応し、支援のための行動を起こすことが重要だとした。「ウェルネスのための時間を確保しなければ、病気に悩まされることになるかもしれない」。
大企業の2000人以上の従業員を対象に行われた今回の調査では、フルタイムでオフィスに戻ることを望む人はわずか14%で、15%が週5日の在宅勤務を希望していることがわかった。
オフィスへの復帰に男女差
男性はオフィスへの完全復帰を希望する傾向が強く、女性の場合は自宅でのフルタイム勤務を希望する人が多かった。
調査を行ったアヴィヴァは、雇用主がスタッフをオフィスへ復帰させる方法を「慎重に検討」する必要があるとした。
また、「子供や親の面倒を見る役割を担っている人(多くの場合は女性)が、ますます負担を強いられるリスクがある」と警告した。
「将来の、職場復帰への道のりはパンデミックの影響で加速している」と、ブロックス氏は述べた。
「従業員はオフィスへの復帰に何らかの見返りを求めるだろう。そして雇用主は、オフィスが共同作業や助言、人間関係の再構築のための社交場になるよう取り組まなければならない」
デートアプリ企業「Bumble」 は先月、職場のストレス対策としてオフィスを1週間閉鎖した。全世界のスタッフ約700人は、仕事モードをオフにして自分のことに集中することが求められた。
同社のある幹部は、創業者ホイットニー・ウルフ・ハード氏が「私たち全体が燃え尽きてしまっていることを正しく感じ取った上で」このような措置をとったとツイートした。









