フェイスブック、リモート勤務可能な全社員にパンデミック後も認める方針

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米フェイスブックは、オフィス外での勤務が可能な全社員に、新型コロナウイルスのパンデミック終息後も、オフィス以外で働くことを認めると発表した。
同社は社員に対し、「リモートで職務を遂行できる人は誰でも、リモートワークの申請ができる」と説明した。
競合のアップルやグーグルは、パンデミック中に導入した在宅勤務などの方針を覆し、従業員に今後数ヵ月の内にオフィスに戻るよう指示している。
一方、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、2022年の半分はオフィス外から勤務するつもりだと述べている。
ザッカーバーグ氏はかつて、従業員6万人のうち半数が、向こう10年以内に在宅勤務に切り替わるかもしれないと話していた。
フェイスブックのオフィスは10月には全面的に再開される予定。リモート勤務の許可を得ていない従業員は、就業時間の少なくとも半分は出社を求められることになるという。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが取材した同社役員は、現時点で在宅勤務の許可が下りている従業員の人数は明らかにしなかったものの、申請の90%は許可していると話している。
適用は正社員のみ
BBCの取材に対しフェイスブックは、新しいリモート勤務の方針は正社員にのみ適用されるもので、コンテンツ・モデレーション(内容確認)などを行う下請けの社員は対象にならないと述べた。
昨年11月には、コンテンツ・モデレーターがオフィス勤務を強要されていると公にフェイスブックに抗議した経緯がある。
同社はその際、世界全体で1万5000人いるコンテンツ・モデレーターの大半がリモートで勤務していると説明。パンデミックの間はこの方針を継続すると述べていた。
ザッカーバーグ氏は従業員宛のメモで、オフィス外で働くことで「自分は幸せになったし、仕事の生産性も上がった」と話している。また、「長期的な考えをまとめる余裕ができた」、「家族と過ごす時間が増えた」とも語っていた。
競合の動向は?
テクノロジー大手はこのところ、次々とオフィス復帰の計画を発表している。
アマゾンは10日、従業員は各部署ごと管理側が出勤する曜日を決めた上で、少なくとも週3日はオフィスで勤務してもらうことになる発表。イギリスやアメリカなど数カ国では、9月初めからオフィスへの復帰が始まるという。
アップルのティム・クック社長も先週、従業員宛のメモで「職場の活気」が恋しくなったと述べ、9月までに週3日は出勤し、リモートで働く場合は水曜日と金曜日にするべきだとの見解を示した。
しかし、この計画は一部の従業員の間で物議を醸しており、「すでに同僚の何人かが退職を余儀なくされている」という書簡が出回っている。
グーグルのスンダル・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は5月、同社は「週3日をオフィスで、残り2日をそれぞれ仕事の効率が最も上がる場所で」勤務するハイブリッド型を目指すと語った。
ピチャイ氏によると、この変更の結果、グーグルでは大半の従業員が週の数日をオフィスで過ごす一方、2割はフルタイムでリモート勤務になるという。
ピチャイ氏は、「働くことの未来は柔軟性にある」と付け加えた。








