ロンドン市長選、サディク・カーン氏が再選

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イギリス各地で6日に行われた地方議会選や首長選の開票が進み、8日にはロンドンのサディク・カーン市長(51、労働党所属)の再選が確定した。
カーン氏は1回目の投票では勝利に必要な50%超の得票率を得られなかったが、決選投票で55.2%の票を獲得し、対立候補のショーン・ベイリー氏(保守党)を破った。
カーン氏は2016年、ムスリム(イスラム教徒)として初めて、欧州連合(EU)加盟国の首都の市長となった。イギリスは2020年1月にEUを離脱している。
今回の市長選では最多記録となった前回の得票数には至らなかったものの、決選投票ではベイリー氏に22万8000票差を付けて勝利した。
開票結果の発表後、カーン市長は「私は今後、常にすべてのロンドン市民の市長として、この街に住むひとりひとりの生活を改善するために働く」と述べた。
「全国の選挙の結果を見ていると、この国、そしてこの町も、深く分断されたままだというのが分かる」
「ブレグジット(イギリスのEU離脱)の傷跡はまだ治っていないし、生々しい文化的争いがさらに溝を深めている。ロンドンでもその他の都市でも、経済格差が悪化している」
「さまざまな困難に立ち向かう方法を考えながら、そしてこのパンデミックから立ち直るために努力しながら、我々はこの機会を利用してイギリスを有害な分断から回復させなくてはならない」
また、市議会選の結果、ロンドン市議会では引き続き労働党が最多議席を維持した。

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対立候補のベイリー氏は、1回目と決選投票共に44.8%の得票率だった。保守党は前回から得票率を1.6%伸ばした。
ベイリー氏は、自分が世論調査やメディア、政治家などから勝てるわけがないと「ないがしろ」にされたものの、「ロンドン市民は私を見捨てなかった」と話した。
カーン氏の再選を祝った一方でベイリー氏は、カーン氏には「何もかもを保守党政府のせいにしないでほしい」と語った。
カーン市長は1期目の間、新型コロナウイルス対策の諸制限やロンドン交通局(TfL)の資金繰りなどで、イギリス政府と対立してきた。









