英リヴァプールで初の黒人女性市長 統一地方選

Joanne Anderson
画像説明, ジョアン・アンダーソン市議会議員はイギリス主要都市初の黒人女性市長になった

イギリス各地で6日に行われた地方議会選や首長選の開票が進み、7日にはイングランド北部リヴァプールでジョアン・アンダーソン市議会議員(47)が市長に当選した。労働党のアンダーソン新市長は、イギリス主要都市で初の黒人女性市長となった。

2019年から市議会議員を務めたアンダーソン新市長は、無所属候補相手に第2希望の票差で、得票率59.2%で当選。「今日は誰もが求めて必要としている、再出発の始まり」だと抱負を述べた。

リヴァプールではジョー・アンダーソン市長(労働党、新市長と親類ではない)が、公共工事をめぐる贈収賄事件で逮捕され、無実を主張する一方で辞任を表明したことから、市長選が行われた。

リヴァプールでは2012年に公選の市長職が設けられて以来、ジョー・アンダーソン氏が市長を務めてきた。公選ではない名誉職としての「Lord Mayor」は13世紀から代々続き、現在は市議会が選んでいる。

新市長は、市の公文書管理や公共事業の管理など行政手続きに、深刻な問題が多いと批判する政府報告書について、市民に謝罪。「困難な1年を経て、私たちのこの街を回復へ向かわせると、強く決心している」と述べた。

また、イギリスの主要都市で初めて黒人女性として選挙によって市長にえらばれたことについて、「誇らしいし光栄」だと話し、「リヴァプールはいつでも、初めての街だった。常にほかとは違うやりかたをして、独自の道を切り開いてきた。今日もその歴史を作った」と述べた。

イギリス各地で行われた6日の地方議会選では、これまでのところイングランド各地では与党・保守党が優勢。ウェールズ議会では労働党が多数党を維持する見通しとなっている。スコットランド議会では、スコットランド国民党(SNP)が多数党を維持するか、まだ不透明な状態が続いている。

イングランド北部ハートリプールで行われた下院議員の補欠選挙では、労働党が57年間維持してきた議席を失い、保守党が勝った。