フィリピンで再びロックダウン マニラと周辺、感染者急増で

People walk and ride bicycles to work along a highway in Makati, Philippines, 04 August 2020.

画像提供, European Photopress Agency

画像説明, マニラ首都圏では不可欠な買い物と運動のためを除き、外出は制限されている(8月4日)

フィリピンで4日、数千万人がまたロックダウン(都市封鎖)生活に逆戻りした。新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、医療制度が崩壊する恐れがあると医師らが警告したのを受け、政府が再び厳しい制限を実施した。

マニラと周辺4州で、2週間の外出禁止が命じられた。住民は不可欠な買い物と運動のための外出を除き、家にとどまらなくてはならない。

公共交通機関は運休され、航空機も国内便は運航していない。レストランは持ち帰りのみ営業が認められている。

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フィリピンは3月から厳格なロックダウンを実施し、6月から緩和を進めてきた。

しかし感染者の確認が相次ぎ、現在までに累計10万人を超えた。病院は対応に苦慮している。

今月1日には、国内80の医療団体がロドリゴ・ドゥテルテ大統領に、感染拡大のスピードを遅らせるため制限を強化するよう求めた。

2日の新規感染者は、過去最高の5032人に上った。一部の地域では、病院が急増する患者を追い返さざるを得ない状況になっているという。

取り残された人も

新たなロックダウンの発表は実施前日だったため、帰宅手段を失った多くの人がマニラに取り残された。

「もうお金がなくなった。こちらには親類がいないので、空港から出られない」と、建設作業員ルエル・ダマソさん(36)はAFP通信に話した。南部サンボアンガに戻る途中だったという。

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Transparent line

マニラの別の地域では、2回目のロックダウンが始まる前に食料の買いだめをする人々の姿が見られた。

1回目のロックダウンは3月中旬から5月まで続き、世界有数の長期の外出禁止令となった。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計では、フィリピンの新型ウイルス感染症COVID-19による死者は、2104人となっている(日本時間4日午後3時時点)。