【女子W杯】 イングランド、3位決定戦でスウェーデンに敗れる

画像提供, Richard Sellers
サッカー女子ワールドカップ(W杯)フランス大会は6日、3位決定戦があった。イングランドにとっては同点シュートがまたも「幻のゴール」となるなどフラストレーションが高まる試合となり、スウェーデンに1-2で敗れメダルを逃した。
イングランドは前回カナダ大会で、国際大会における過去最高の3位となったが、今大会はそれ以上の成績を収めることができなかった。
スウェーデンは前半11分にFWコソヴァレ・アスラニが、同22分にFWソフィア・ヤコブソンがそれぞれゴールを決め、早くも2点差をつけた。

画像提供, Getty Images
ちぐはぐとした動きを見せていたイングランドだったが、同31分にFWフラン・カービーが右サイドからドリブルでゴール前へと切り込み、左足のシュートをゴール左端に決めた。

画像提供, Getty Images
イングランドはこれで調子を取り戻し、直後の同33分にはFWエレン・ホワイトのシュートがゴールネットを揺らした。
しかし、主審はビデオ審判(VAR)と協議の結果、ホワイトがシュート直前に、手でボールを触るハンドの反則を犯していたと判定。同点に追いついたと思って歓喜するイングランドのファンをがっかりさせた。

画像提供, PA Media
後半にも、イングランドに決定的なチャンスが訪れた。
試合終了間際、DFルーシー・ブロンズがゴール正面で強烈なシュートを放つと、ボールは相手GKのわきをかすめた。しかし、その後方でゴール枠内に立っていた相手DFニラ・フィッシャーがヘディングで跳ね返し、同点弾とすることはできなかった。
2試合連続で「幻のゴール」
ホワイトにとっては、2日のアメリカ戦から2試合連続で「同点ゴール」がVAR協議によって無効とされた。アメリカ戦ではぎりぎりオフサイドと判定された。
この日のゴールが得点となっていれば、ホワイトは今大会の得点王争いで、アメリカのFWアレックス・モーガンを上回ってトップに立つはずだった。モーガンは7日にもう1試合(決勝戦)がある。
カーニーが引退を表明
イングランドは今大会、全7試合のうち5試合に勝って4位となったことで、来年の東京オリンピックにイギリスが出場することが確実となった。
2021年にイングランドで開かれる欧州選手権にも希望がもてる。
ただ、チームを牽引してきた伝説的選手キャレン・カーニー(31)が5日、今大会をもって引退すると表明。今後は彼女抜きで戦うことになる。
<関連記事>
「ある意味負けてよかった」
イングランド、フィル・ネヴィル監督の話
おそらく(1-2でアメリカに破れた)準決勝から持ち越したものがあったと思う。感情だ。2点取られて火がつき、前半20分以降はこれまでにないいいプレーを見せたと思う。全力を尽くしたがわずかに及ばなかった。次はもっとうまくやるだけだ。
スウェーデンはよくやったが、意味のある試合ではなかった。我々はたぶん最初の20分間、アメリカ戦の落胆を引きずっていた。この大会の目標は優勝であり、4位ではなかった。
選手たちは私が望むことをすべてやってくれた。スタイルのあるプレーだ。これはスポーツだ。4年後に戻って来て、よりよいプレーをしなくてはならない。戻って来るのに苦労する優勝チームはたくさんある。我々は帰国し、分析し、休息を取り、また練習を再開する。
イングランド、キャレン・カーニーの話
タフな試合だった。私たちは全力を尽くしたし、私はどこかで、勝てなかったことを喜んでいる。
オリンピックと欧州選手権に勝とうと思うなら、勝利への強い気持ちをもたなくてはならないし、さらに努力しないとならないので。
金メダルが欲しいと、怖じけずに口に出すべきだ。スウェーデンや今日の試合を軽く見る気はないが、勝たなかったのはある意味よかったと思う。
<試合データ>
- イングランドが2試合連続で女子W杯で負けたのは初めて
- スウェーデンは女子W杯3位決定戦で全勝している。最初は1991年大会のドイツ戦、2回目は2011年大会のフランス戦で、この日が3回目
- イングランドのキャレン・カーニーは代表戦144回目の出場。ファラ・ウィリアムズの170回に次ぐ最多記録
- 今大会これまで、VAR協議の末にゴールが無効とされたのは5回。うち2回はイングランドのエレン・ホワイトのゴール











