【ミラノ・コルティナ五輪】 ハーフパイプで戸塚優斗が金メダル獲得 山田琉聖も銅メダル

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ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)は競技7日目の13日、スノーボード男子ハーフパイプで戸塚優斗が金メダル、山田琉聖が銅メダルを獲得した。この種目での日本人の金メダル獲得は2大会連続。
スノーボード・ハーフパイプは、半円筒状のコースを左右に往復しながら滑走し、空中技の高さ、難易度、完成度の合計点で競う。予選は2回、決勝は3回の試技を経て、ともに最高得点で順位を決める。
25人が出場した11日の予選は、日本選手4人全員が通過。戸塚は全体2位、山田は3位だった。1位はスコッティ・ジェイムズ(オーストラリア)で、上位3人は90点台の高得点だった。
13日の決勝は、予選を突破した12人が順位の低い方から登場した。
1回目、10番目滑走の山田は、スイッチ(逆スタンス)での「マックツイスト」など高難度の技を成功させ、92.00点で暫定首位に立った。続く戸塚も、大技「トリプルコーク1440」(斜め軸の縦3回転、横4回転)を決めるなどして91.00点を挙げ、2位につけた。さらに、この2人より先に滑った平野流佳も90.00点をマーク。1回目が終わった時点で、日本勢が1~3位を占めた。

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2回目は、山田が着地に失敗。点数がつかなかった。一方、直後に滑走した戸塚は、トリプルコーク1440のコンボなど大技を完璧に成功させた。戸塚はこれで95.00点の最高得点を挙げ、山田を抜いて暫定1位に。最終滑走のジェイムズも93.50点のハイスコアを出し、1回目の5位から2位に躍進した。これにより、山田は3位、平野流佳は4位に下がった。
そして最終3回目。山田は再び完成度の高い滑走を見せるが、92.00点で順位は変わらず。続く戸塚、そして最後のジェイムズは、ともに転倒した。
この結果、戸塚の金メダル、ジェイムズの銀メダル、山田の銅メダルが決まった。3回目で91.00点の自己最高得点を出した平野流佳は4位、平野歩夢は7位だった。

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表彰式後のインタビューで、戸塚は頂点に立った思いを聞かれ、「夢の一つがかなったというか、オリンピックは平昌から始まって、うまく滑れなくてずっと苦しんでいたんですけど、やっとこの何年かでやってきたことが報われたというか、結果として出たなと思います」と話した。
3度目の五輪で表彰台に上ったことについては、「何回もやめようやめようと思ったんですけど、そのたびにいろんな人に支えられて、ここまで来れたので感謝しています」。金メダルの感想を問われると、「ピカピカだし、重いし、この重さ異常のものがつまっているなと思います」と答えた。
また、両手の爪に金色や銀色のラメ入りネイルをしていることについて聞かれると、「昨日やってもらって、金メダル取れるように、2本の指だけ金色にしてもらった。すごく合っているんじゃないですかね、このメダルと」と笑顔で話した。

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山田は、メダル獲得の心境を「本当に信じられない感じですね」と表現。「みんなレベル高すぎて、1本目決めてから2本目、3本目と続々と決めてきて、何とも言えない気持ちだったんですけど、(自分は)1本目で3位で(それを)キープできて、本当よかったかなと思います」と振り返った。
初出場で手にしたメダルについては、「やっぱ重たいですね。オリンピック出場も4番手でぎりぎりだったんですけど、そのなかでちゃんと結果出せたのはすごくよかったと思います」。
そして、「本当は2本目、3本目にやっていたルーティンも完璧に決めたかったんですけど、ちょっと手をついてしまったのもあって、すごい悔しい気持ちが一杯なんですけど、結果的にはよかったかなという感じですね」と話した。
北京大会で金メダルを獲得し、五輪2連覇を目指した平野歩夢は、1月のワールドカップで転倒し骨盤などを骨折。痛みを抱えながらの出場だった。それでも2回目、高さのある空中技を次々と披露して86.50点をマーク。暫定4位に浮上した。この時点から最終滑走のジェイムズまでの間、上位4人を日本勢が独占するという快挙がみられた。
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