【ミラノ・コルティナ五輪】 メダルの破損、選手ら相次ぎ報告 組織委が調査を表明

赤い長そでシャツを着たジョンソンさんが、会見場でいすに座り、右手で持った金メダルを見ている

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画像説明, アメリカの金メダリストのブリージー・ジョンソンさんは記者会見で、メダルを見せながら破損について説明した
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ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)の組織委員会は9日、授与したメダルについて、何人かの選手から破損が報告されているとし、原因の特定に「最大限の注意」を払っていると発表した。

今大会のメダルをめぐっては、アメリカの金メダリストのブリージー・ジョンソンさん(アルペンスキー女子滑降)とアリサ・リュウさん(フィギュアスケート団体)がそれぞれ、授与された直後にリボンが外れたと明らかにしている。

ジョンソンさんは競技後の記者会見で、「これがメダル。こっちがリボン」と、破損したメダルを見せた。そして、「これがリボンに付いていて、メダルとつなぐことになっている小さな部品。そうです、外れてしまいました」と説明した。

リュウさんはソーシャルメディアに投稿した動画で、同様の問題を報告。メダルとリボンを別々の手で持ち上げ、「私のメダルはリボンを必要としていない」との文章を添えた。

この問題は、バイアスロンで銅メダルを獲得したドイツのチームでも見られた。インスタグラムの動画では、選手たちが宿舎のホテルで喜んで飛び跳ねている最中、1人がかけていたメダルがリボンから外れて落下している。

「メダル授与は完璧にしたい」

組織委員会の大会運営責任者アンドレア・フランチシ氏は、この問題を調査中だと説明。「状況について完全に認識している」、「何が問題なのか正確に調査中だ」とし、こう述べた。

「メダルには最大限の注意を払う。当然ながら、メダル授与は完璧にしたい。選手にとって最も重要な瞬間の一つだからだ」

米オリンピック・パラリンピック委員会の広報担当は、組織委によって問題が解決されるのを待っているとBBCスポーツに話した。

選手らが代わりのメダルを受け取るのかは現時点で不明。

五輪メダルの品質が問題視されたことは過去にもあった。

2024年のパリ五輪で授与されたメダルに関しては、摩耗や傷みを理由とした交換の要請が、昨年2月時点で220件に上っている。

同五輪でイギリス最初のメダルを獲得したヤスミン・ハーパーさん(飛び込み)は、自分のメダルが「変色」し始めていることに気づいた1人だ。

パリ2024組織委は、損傷したメダルはすべて交換されるとしている。