【ミラノ・コルティナ五輪】 華やかな開会式で開幕 4会場で同時進行

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ミラノ・コルティナ・オリンピック(五輪)が6日(日本時間7日)、正式開幕した。華やかな開会式が4カ所に分かれて催された。
ミラノを象徴する建物サン・シーロ(ジュゼッペ・メアッツァ競技場)が開会式のメイン会場となった。式典の一部はコルティナ、リヴィーニョ、プレダッツォでも実施された。
複数会場での開会式について、進行が懸念されたが、見事な演出が滞りなく進んだ。
聖火台はミラノとコルティナの2カ所で点火された。聖火がサン・シーロに運び込まれる中、イタリア人テノール歌手アンドレア・ボチェッリさんが有名なアリア「誰も寝てはならぬ」を熱唱した。
これに先立ち、選手団の行進があり、歓喜のうちに完了した。イタリア代表チームが最後に登場すると、4会場すべてで大歓声が上がった。
イギリス選手団の旗手は、ミラノではフィギュアスケート女子のライラ・フィア選手が、コルティナではボブスレー男子のブラッド・ホール選手がそれぞれ務めた。
日本選手団は、スピードスケート男子の森重航選手がミラノで、スノーボード女子ハーフパイプの冨田せな選手がリヴィーニョで、それぞれ旗手となった。
イタリア選手団に次いで温かく迎えられたのはウクライナ選手団だった。アメリカ選手団の入場でも大きな歓声が上がった。
ただ、会場の大型スクリーンにアメリカのJ・D・ヴァンス副大統領が映し出されると、ブーイングが起こった。イスラエルとジョージアの代表団にも、観客らは否定的な反応を示した。

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選手団入場の前には、クリエイティブディレクターのマルコ・バリッチさんによるショーが開かれた。「アルモニア」(調和、結束、一致を意味するイタリア語)をテーマに、「共有されたビジョンの中で地域、人々、価値観を結びつける物語」が紡がれた。
ショーの中の「イタリアの美」と「ファンタジア」と題された部分では、昨年91歳で死去したイタリア人ファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニさんをたたえる場面もあった。
世界的人気のアメリカ人歌手マライア・キャリーさんも登場。きらめく白の衣装をまとって「ヴォラーレ」を披露した。

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ミラノ・コルティナ2026大会組織委員会のジョヴァンニ・マラゴ委員長は、「オリンピックの歴史を再び刻む準備は整っている。卓越性、友情、尊重という、私たちを結びつける価値観に奮い立っている」と演説した。
委員長は、「一つの夢を追い求めてこれほど多くの組織が連携したことは、複雑なプロジェクトを実現させるこの国の能力を力強く示している」、「今夜ほどイタリア人であることを誇りに思ったことはない」とも述べた。
この後、国際オリンピック委員会(IOC)のカースティ・コヴェントリー会長が五輪の開会を宣言した。
コヴェントリーさんはIOC初の女性会長。女性によって五輪が正式開会されるのも今回が初めてだ。
「これこそ、私たちみんながオリンピックを愛する理由だ。みなさんを通して、私たちは自分自身の最高の姿を見ることができる」と、コヴェントリー会長は選手らに向けて語った。
「みなさんは、私たちが勇気をもてることを思い出させてくれる。親切でいられることを。どれだけ激しく転んでも再び立ち上がれることを」
「オリンピックの精神はスポーツを大きく超えている。それは私たち自身に関するものであり、人間らしさに関するものだ」
「これがオリンピックの魔法だ。私たちみんなに、一緒になって、最高の自分になるよう鼓舞してくれる」
今大会では、カーリング、フィギュアスケート、アイスホッケーなどの競技はすでに始まっている。最初の金メダル5個を得る勝者は、現地時間7日に決まる。

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