ウクライナの刑務所や病院をロシアが攻撃、死者25人 トランプ氏は停戦の合意期限を確定

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ウクライナ各地で28日夜から翌朝にかけてロシアの空爆があり、少なくとも25人が死亡した。現地当局が発表した。刑務所や病院も被害に遭ったという。
当局によると、最も被害が大きかったのは南部ザポリッジャ州のビレンケ刑務所で、受刑者16人が死亡、50人以上が負傷した。真夜中前に滑空爆弾4発によって、食堂、管理本部、隔離区域が破壊されたという。
ウクライナの人権機関トップは、刑務所の収容者にも生存権や保護を受ける権利があり、刑務所への攻撃は重大な人道法違反だと批判した。
ザポリッジャ州は、ロシアが併合したと主張しているウクライナ南東部4州の一つ。だが、ロシアはいずれの州も完全には支配していない。
一方、北東部ハルキウ州では、人道支援物資を手に入れようとする人々の列が攻撃を受け、5人が死亡した。
中部ドニプロペトロウシク州カーミヤンシケでは、病院が攻撃を受け、妊娠中だったディアナさん(23)を含む3人が死亡した。同州では他にも死傷者が報告されている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、「とっくに停戦が可能だった」のに、ロシアがそれを実現させず、ウクライナ人を殺害したと非難した。また、「厳しい」制裁で、ロシアに「殺りくをやめさせ、和平を結ばさせなくてはならない」とした。
トランプ氏、8月8日に合意期限を設定
この夜の空爆後、アメリカのドナルド・トランプ大統領は、ロシアが停戦に合意しなければ厳しい制裁を同国に科す期限を8月8日に設定すると明らかにした。トランプ氏は訪英中の28日、以前発表していた50日間という期限を短縮すると表明していた。
ロシアは、自軍がウクライナ領内で進軍を続けていると発表している。
先週末には、ドニプロペトロウシク州マリイフカ村を占領したと発表した。ロシアは同州について、数週間前に最初の村を制圧したと主張していた。ウクライナはロシアの主張を否定している。
一方、ロシア南部ロストフ州で、ウクライナが夜間にドローン数十機を発射したと、ロシア当局が発表した。同州の町サルスクで車内にいた1人が死亡し、貨物列車が焼けたという。
また、ウクライナと国境を接するベルゴロド州では、車の中で男性が死亡し、その妻が負傷したとされる。











