【ミラノ・コルティナ・パラ】 鈴木猛史が回転で銅メダルを獲得 3大会ぶり表彰台

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ミラノ・コルティナ・パラリンピックは最終日の15日、アルペンスキー男子回転があり、座位のクラスで鈴木猛史が銅メダルを獲得した。この種目で鈴木がメダルを手にしたのは3大会ぶり。パラリンピックで鈴木が獲得したメダルは、これで通算4個になった。
アルペンスキー回転は、小さなターンを連続させながらコースを滑り降りる技術系の種目。2回滑り、障害に応じて補正したタイムの合計で競う。座位は、1本または2本のスキー板にシート一体型のフレームを取り付けたチェアスキーで滑る。
6大会連続出場の37歳の鈴木は、回転が得意種目で、2014年ソチ大会で金メダルを獲得している。ただ、2018年平昌大会と2022年北京大会の回転はいずれも途中棄権に終わっていた。両大会では他の種目でもメダルをとれなかった。今大会もこの日までの出場4種目でメダルに手が届いていなかった。
最後の種目にかけた鈴木はこの日、霧と雪の難しいコンディションのなか、ポールぎりぎりにスキーを滑らせる積極果敢な滑走で、1回目47秒65で3位につけた。
2回目はさらに攻める滑りを見せる。途中バランスを崩したものの、すぐにリカバリーし、43秒65でフィニッシュ。合計1分31秒30で、2人を残した時点でトップに立った。
次に滑った1回目2位のイエスペル・ペデシェン(ノルウェー)は、合計1分31秒11で、わずかに鈴木より早いタイムを記録した。
最終滑走のイエルーン・カンプスフルール(オランダ)は、合計1分29秒72で滑り切り、1回目の首位を守り切った。
この結果、カンプスフルールが金メダル、ペデシェンが銀メダルを獲得した。鈴木は3位に入った。
鈴木の2回目は、全体1位の好タイムだった。

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鈴木は銅メダルを決めた後、NHKで放送されたインタビューで、「やっとここでとれたなと。でも、悔しさもあります。やっぱり金メダルが欲しかったというのもあります。でも、まずは良かった、本当に」と笑顔を見せた。
そして、「ジャパンチームの男子はメダルに届いていなかったので、ここでなんとか一つ、残せたというのは本当にうれしいです」と話した。
日本のメディアによると、鈴木は小学2年の時に交通事故で両脚を失い、同3年でチェアスキーを始めた。2006年トリノ大会でパラリンピックに初出場し、2010年バンクーヴァー大会の大回転で銅、2014年ソチ大会の回転で金、滑降で銅の各メダルを獲得した。
同じ座位のクラスには、6大会連続のメダル獲得を目指した森井大輝も出場した。1回目4位につけ、2回目はさらに上位を狙ったが、合計1分32秒00で4位にとどまった。
日本選手団は今大会で計4個のメダルを獲得して、大会を終えた。











