北朝鮮、国境の拡声器撤去を否定 韓国の主張は「根拠ない臆測」と

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コー・ユー記者(BBCニュース、シンガポール)
北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹で、党副部長の金与正(キム・ヨジョン)氏は14日、同国が韓国との国境沿いに設置したプロパガンダ放送の拡声器の一部を撤去したとする韓国の主張を否定する談話を出した。
与正氏は、国営の朝鮮中央通信(KCNA)が発表した談話で、北朝鮮は拡声器を「撤去したことはない」とし、「撤去する気もない」と表明。
「(韓国との)関係を改善する意志がないことは、これまで何度か明らかにしてきた」とし、この立場は「将来、憲法に明記される」と付け加えた。
韓国軍は今週、北朝鮮が国境沿いの拡声器の一部を撤去したと発表した。この何日か前には、韓国側が拡声器を撤去していた。
与正氏は、韓国の主張は「根拠のない一方的な臆測であり、気をそらそうとするもの」だと述べた。
拡声器を通した放送では、韓国はプロパガンダのメッセージのほか、K-POPの曲なども国境の向こう側へと流していた。一方、北朝鮮は、動物の遠ぼえなど不快な騒音を放っていた。
国境付近に住む韓国人らは、双方による騒音で生活に支障が出ており、真夜中に音が流れることもあると訴えていた。
北朝鮮は、韓国のプロパガンダ放送を戦争行為とみなしており、拡声器を爆破すると脅したこともある。
韓国は、拡声器を通した放送を6年間停止した後、昨年6月に再開した。当時の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、北朝鮮に対して強硬姿勢をとっていた。
北朝鮮は、緊張の高まりを受け、ごみなどを入れた風船を韓国に飛ばしていた。韓国の放送再開は、それを受けたものだった。
両国関係は、改善を掲げて大統領選挙を戦った李在明(イ・ジェミョン)新大統領の下で、雪解けしたかに見えていた。
韓国は、李大統領が6月に就任した直後、「信頼回復」と「朝鮮半島の平和達成」のためとして、非武装地帯での放送を停止した。
しかし、両国の関係には依然として不安が伴っている。北朝鮮は今週に入り、韓国とアメリカの合同軍事演習を前に、挑発行為には「断固とした反撃」をすると警告した。









