イスラエル軍、兵士24人が殺害されたと発表 1日の死者として最多

ヨラン・ネル、BBCニュース(エルサレム)

22日に殺されたイスラエル兵の葬儀(エルサレム、23日)

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イスラエル国防軍(IDF)は23日、パレスチナ自治区ガザ地区で兵士24人が前日に殺害されたと発表した。ガザでの地上攻撃を開始して以降、同軍の1日の死者数としては最多となった。

IDFによると、イスラエル側が建物2棟を倒壊させるために設置した地雷による爆発で、予備役21人が死亡した。

IDFはその後、ロケット推進の擲弾(てきだん)の火がこの爆発を招いたと述べた。

IDFのダニエル・ハガリ報道官は、「爆薬が仕掛けられた建物の一つに最初のロケット弾が命中した。これが爆発を引き起こし、ビルとその隣のビルが崩壊したようだ」と説明した。

イスラム組織ハマスが運営するガザ地区の保健省によると、22日に殺されたパレスチナ人は195人に上った。

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IDFのハガリ報道官は記者会見で、予備役の兵士らが殺されたのは現地時間22日午後4時ごろだと説明。場所は、ガザとの境界沿いにあるイスラエルのキブツ(農業共同体)キスフィムの近くだと述べた。

兵士らは、昨年10月7日のハマスの攻撃後に避難したイスラエル南部の住民数万人を安全に帰還させるための作戦に参加していたという。

爆発で死亡した人々の最初の葬儀は23日、雨の中、エルサレムのヘルツェル山で行われた。

参列者の多くは軍服姿で、青と白のイスラエル国旗があふれていた。

イスラエル軍はこのほか、22日にガザ南部の別の攻撃で将校3人が殺されたと発表した。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、こうした苦難にもかかわらず、「絶対的勝利」を得るまで攻勢を続けると述べた。

イスラエルはガザ地区南部のハンユニスを包囲し、攻撃を拡大させている

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イスラエル軍は23日、ガザ南部の最大都市ハンユニスを、地上部隊が包囲したと発表した。

同軍は、ハンユニスの一部でイスラム組織ハマスの指導者が人質と共にトンネルに隠れているとみている。

IDFは、この作戦でハマスの戦闘員数十人を殺害したほか、発射準備の整ったロケット弾や、トンネルへのシャフト、多数の武器を発見したとしている。

一方、地元の人々は、市内での戦闘で多くの女性や子供が殺されたと述べている。

ハンユニスの主要病院3カ所の周辺では激しい戦闘があったとされる。

パレスチナ赤新月社(PRCS)が運営するアル・アマル病院や、ナセル病院で攻撃が報告された。西郊アル・マワシ地区のアル・ハイル病院にはイスラエル軍が押し入り、スタッフを拘束したと伝えられている。

イスラエルは、ハマスが昨年10月7日にイスラエル南部を急襲し、民間人を中心に約1200人を殺害、250人近くを人質にとったことを受け、ガザ地区への軍事作戦を開始した。

IDFのウェブサイトによると、これまでに兵士552人が殺されている。10月27日の地上作戦開始以降では217人に上る。

ガザ地区の保健省によると、イスラエルの攻撃でこれまでに少なくとも2万5490人が殺されており、その大半は女性や子供だという。