スーナク英首相、イスラエル訪問 支持表明しガザへの支援働きかける

画像提供, Downing Street
イギリスのリシ・スーナク首相が19日、専用機でイスラエルに到着した。ベンヤミン・ネタニヤフ首相と首脳会談に臨む。スーナク氏はこれまで、イスラエル支持を鮮明にしている。
スーナク氏はイスラエル・テルアヴィヴに降り立つと、イスラエル指導者らと「生産的な」会談ができることを望んでいると記者団に述べた。
また、「何より、イスラエルの人々との連帯を表明するためにここに来た」と表明。イスラエル国民は、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスによる「言葉で言い表せない、おぞましいテロ行為の被害に遭った」とし、「イギリスと私があなたたちと共に立っていることを覚えておいてほしい」と訴えた。
スーナク氏はネタニヤフ首相との会談では、ハマスの攻撃で民間人が殺害されたことについて哀悼の意を伝えるとともに、ガザ地区に人道支援が届くよう働きかける見通し。
スーナク氏の周辺によると、同氏はイスラエルが準備しているとされる地上侵攻について、「慎重で冷静」なものとなるよう対面で求めるという。
ネタニヤフ氏との首脳会談に先立ち、スーナク氏はアイザック・ヘルツォーク大統領と会談した。
スーナク氏の報道官によると、両者はガザ地区のパレスチナ人への「緊急の人道支援」の重要性で「合意した」。スーナク氏は、「食料、水、医薬品の提供について、さらなる進展があることを心から望んでいると伝えた」という。
スーナク氏は2日間の日程で、イスラエルのほか、中東の他の国々も訪問する。詳細は明らかにされていない。
前日18日にはアメリカのジョー・バイデン大統領が、17日にはドイツのオラフ・ショルツ首相が、それぞれイスラエルを訪れた。西側各国は結束して、ハマスとイスラエルの紛争の拡大を防ぐ外交努力を展開している。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領も数日中にイスラエルを訪問する見込み。

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17日夜のガザ市の病院の爆発をめぐっては、パレスチナ側は死者が471人に上ったとしている。ハマスとイスラエルは互いを非難している。
スーナク氏は18日の議会で、英諜報機関が爆発の背景を探っているとし、議員らに「判断を急ぐべきではない」と訴えた。
その後、さらに声明で、「アル・アハリ病院への攻撃は、これ以上の紛争の激化を避けるため、この地域と世界中の指導者たちが団結する重大な分岐点となるべきだ」、「イギリスがこの取り組みの先頭に立つことを、私は保証する」とした。
ハマスによるイスラエルへの攻撃では、イギリス人の少なくとも7人が死亡し、9人が行方不明になっている。
スーナク氏は、ハマスの人質となった人々の解放に英当局は「24時間態勢で」動いていると述べている。
ロンドンの首相官邸付近では18日、ガザ市の病院の爆発で死亡した人々のための追悼集会が開かれ、数百人が参加した。
市内の別の場所ではチャールズ国王が、宗教的な寛容と相互の尊重を強く訴えかけた。










