AI規制で「圧倒的な意見の一致」とマスク氏 IT大手と米議員らが会議

画像提供, Getty Images
アメリカの首都ワシントンで13日、人工知能(AI)の規制に関する会議が開催され、テクノロジー大手トップや米議会議員らが協議した。ソーシャルメディアX(旧ツイッター)を所有するイーロン・マスク氏は、規制に関して「圧倒的な意見の一致」があったと話した。
フォーラムは民主党のチャック・シューマー上院院内総務の呼びかけで開かれた。
フェイスブックやインスタグラムを運営するメタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)、グーグルのスンダルサンダー・ピチャイCEO、マイクロソフトのビル・ゲイツ元CEOとサティア・ナデラCEOなども参加した。
会議は非公開で行われ、市民権の活動家なども出席した。
AIの影響力については、良い点も悪い点も含め、世界中の政治家が注目している。
対話型AI「チャットGPT」を開発した米「オープンAI」のサム・アルトマンCEOは5月、米連邦議会の公聴会で、AI技術の落とし穴について言及し、規制が必要だと指摘した。
チャットGPTや同種のプログラムは、質問に対して驚くほど人間らしい答えを出せる。しかし、内容が甚だしく不正確なこともある。
アルトマン氏はこの公聴会で、「この技術が間違った方向に向かった場合(中略)かなり良くない状況になる可能性がある。それについては声を大にして言いたい」と述べた。
「そのようなことが起こらないよう、政府と協力していきたい」

画像提供, Getty Images
AI技術は、大量解雇を招き、不正行為を加速させ、誤った情報をより説得力のあるものにする恐れがあるとされている。
AI企業は、クリエイターへの許可や支払いなしにインターネットからかき集めたデータでAIモデルに学習させていると批判されている。
マスク氏は4月にBBCの取材で、「AIが一般大衆に危険を及ぼすことがないよう、AIを監督する規制機関を設けるべきだと思う」と述べていた。
13日の会議では、マスク氏はAIには「審判」が必要だと語った。
会議後には記者団に、「おそらく何かが起こると思う。どのような時間枠で、具体的にどのように起こるかはわからないが」と話した。
ザッカーバーグ氏は、議会は「AIに関与し、技術革新とセーフガードを支援すべきだ」と述べた。
また、「アメリカ企業が基準を作る方が良い。アメリカ企業は重要な問題について、政府と協力してモデルを形成できる」と話した。
野党・共和党のマイク・ラウンズ上院議員は、議会が動くには時間がかかるとの見方を示した。
「我々は法案を作成する準備ができているのか? とんでもない。まだその段階ではない」と、ラウンズ議員は述べた。
民主党のコーリー・ブッカー上院議員は、会議の全出席者が「政府に規制上の役割がある」ことで一致したが、法の起草は困難だろうと述べた。










