【2023年サッカー女子W杯】 強豪ドイツが1次リーグ敗退 世界72位のモロッコがベスト16

Germany players react

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画像説明, うなだれるドイツの選手

サッカーの女子ワールドカップ(W杯)は3日、過去2回優勝し、今回も優勝候補と目されていたドイツ(世界ランキング2位)がグループステージ(1次リーグ)で敗退する波乱があった。一方、初出場で同72位のモロッコが勝ち点でドイツを上回り、ノックアウトステージ(決勝トーナメント)進出を決めた。この日でベスト16が出そろった。

ドイツがW杯でノックアウトステージに進めなかったのは初めて。今大会はオーストラリアとニュージーランドで共同開催されている。

グループHのドイツは、モロッコに勝ち、コロンビアに敗れ、1勝1敗でこの日、オーストラリア・ブリスベンであった韓国戦に臨んだ。一方、モロッコとコロンビアも同じ日に、オーストラリア・パースで対戦。ドイツは試合前から、モロッコを上回る結果を出さなければ敗退が決まるとわかっていた。

ドイツは前半6分に韓国のMFチョ・ソヒョンに先制ゴールを許した。しかし同42分、FWアレクサンドラ・ポップのヘディングで追いついた。

Cho So-hyun celebrates scoring against Germany

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画像説明, 韓国はMFチョ・ソヒョン(右)が先制ゴールを挙げた
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ドイツは後半、ポップを中心に韓国のゴールをたびたび脅かしたが、得点につなげられなかった。アディショナルタイムにも幾度となく、韓国のゴール前にクロスを入れたが、シュートがゴールバーの上にわずかに外れるなどして、勝ち越すことができなかった。

ドイツは結局1-1で引き分け。一方、モロッコは1-0でコロンビアを破った。

この結果、モロッコが勝ち点でドイツで上回り、グループ2位通過を決めた。首位通過はコロンビア(世界ランキング25位)だった。

「正直理解できない」

ドイツ主将のポップは試合直後、「正直言って、状況を理解できない」と話した。

ドイツのマルティナ・フォス=テクレンブルク監督は、「予想していたのと違う結果だ。試合が始まったとき、選手たちは緊張していて、それが表れたのだと思う。それで韓国にリードされた」と振り返った。

元イングランド代表MFのファラ・ウィリアムズ氏はBBCに、「女子W杯で最大の衝撃だ」とコメント。同GKのカレン・バーズリー氏は、「スケールの面で類のないことかもしれない。今大会は混とんとしていて、番狂わせが続いている」と述べた。

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今大会、世界ランキングのトップ10が敗退したのは、カナダ(7位)、ブラジル(8位)に続いて、ドイツが3チーム目となった。

一方、モロッコは、W杯初出場8チームの中で唯一、ベスト16に入った。

モロッコは初戦でドイツに0-6で大敗したが、その後は韓国とコロンビアに連勝した。次のノックアウトステージの試合ではフランスと対戦する。

韓国は1分け2敗となり、グループ最下位に終わった。

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