ガーナ、死刑廃止案を議会で可決 アフリカで29カ国目

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西アフリカ・ガーナの議会は25日、死刑制度を廃止する刑法改正案を可決した。アフリカでは近年、死刑を撤廃する国が増えている。
ガーナには現在、男性170人、女性6人の死刑囚がいるが、今後は終身刑に切り替わる。同国で最後に死刑が執行されたのは1993年。
これまでは、殺人罪で有罪となると強制的に死刑が宣告されていた。また、反逆罪も死刑となる可能性があった。
世論調査では、ほとんどのガーナ国民が死刑制度の廃止に賛成している。
昨年は7人が死刑を宣告されたが、いずれも執行されていない。
フランシス=ゼヴィア・ソス議員が提出した改正法案は、議会の憲法・司法・議会問題委員会の支持を受けた。
英ロンドンに本拠を置く死刑反対団体「死刑プロジェクト(DPP)」も、ソス議員の活動に協力した。
DPPの声明によると、ガーナはアフリカで29カ国目、世界全体では124カ国目の死刑廃止国だという。
アフリカでは近年、ベニン、中央アフリカ共和国、チャド、赤道ギニア、シエラレオネ、ザンビアなどで死刑が廃止された。
ソス議員は、「死刑囚たちは、今日がこの世での最後の日になるかもしれないと思いながら目を覚ます。それは生ける屍(しかばね)のようで、心理的には人間でなくなっている」と述べた。
「死刑廃止は我々が社会として、非人道的、非文明的、閉鎖的、後退的、暗黒的であってはならないという決意を示している」
また、死刑廃止によって、「生命の尊厳は不可侵であるという共通の信念」を反映した自由で進歩的な社会への道を開くことになるだろうと付け加えた。







