トランプ氏に新たな損害賠償請求 性的暴行受けたコラムニスト、CNNでの発言受け

Writer E Jean Carroll

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画像説明, ファッション誌エルの元コラムニストのE・ジーン・キャロル氏

1990年代に米ニューヨークのデパートで性被害を受けたとして、雑誌コラムニストがドナルド・トランプ前大統領(76)を訴えている民事訴訟に、トランプ氏が今年5月に米CNNで発言した内容をめぐる損害賠償請求が加わった。

原告はファッション誌エルの元コラムニスト、E・ジーン・キャロル氏(79)。27年前にマンハッタンの高級デパート「バーグドルフ・グッドマン」の更衣室で、トランプ氏に強姦されたと訴えている。

ニューヨーク市マンハッタンの連邦地裁の陪審は、5月9日に性的暴行を認定(強姦は認めず)。また、トランプ氏がキャロル氏の告発を「でっち上げでうそ」と呼んだことを名誉毀損(きそん)だと認め、損害賠償としてトランプ氏に約500万ドル(約6億7500万円)を支払うよう命じた。

トランプ氏は11日に控訴している。

トランプ氏はその後、米CNNが中継する90分間のタウンホール集会に登場その中で、キャロル氏の話は「でっちあげのうそ」だという自身の主張を繰り返した。

また、キャロル氏は「頭がおかしい」、裁判は「やらせ」だなどと述べた。

新たな損害賠償請求は、2019年に始まった名誉棄損訴訟を修正するかっこうで提出された。CNNでの発言に加え、評決後にトランプ氏が自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿した内容についても言及している。

キャロル氏の弁護士は、原告に「きわめて高額の懲罰的損害賠償」を与えることでトランプ氏を罰し、「彼がさらに名誉棄損を行うことを抑制」できるとしている。

トランプ氏は新たな訴訟についてまだコメントしていない。