ハリー英王子、戴冠式に出席へ メガン妃は渡英せず
ショーン・コクラン王室担当編集委員

画像提供, Reuters
イギリス王室バッキンガム宮殿は12日、国王チャールズ3世の第2子であるサセックス公爵ハリー王子が、国王の戴冠式に出席することを明らかにした。ただし、妻のサセックス公爵夫人メガン妃は参加しない。
チャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式は5月6日、英ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われる予定。
約2000人が参列する予定だが、現在アメリカに居住しているサセックス公爵夫妻については、出欠をめぐって憶測が飛び交っていた。
ハリー王子が他のイギリス王族と直接会うのは、今年1月に回顧録を出版して以来初めてとなる。
ハリー王子は回顧録「Spare」(スペア、予備の意味)の中で、王族とのさまざまな不和や、自分は周りとは「違う」と感じていたことなどを明らかにした。

画像提供, Hugo Burnand/Buckingham Palace
メガン妃が戴冠式の招待を断ったのは、この家族間の緊張が続いているからだとみられている。
ハリー王子は著書や、米配信サイト「ネットフリックス」の番組内で、特にメガン妃に対するネガティブなメディア報道に不安を抱えているとし、この問題について家族から支援を得られていないと述べていた。
公爵夫妻は、英王室の説明に沿った内容の声明を発表。「サセックス公爵は5月6日のウェストミンスター寺院での戴冠式に出席する。サセックス公爵夫人は、アーチー王子とリリベット王女と共にカリフォルニアに残る」とした。
5月6日は、公爵夫妻の第1子アーチー王子の4歳の誕生日でもある。
この決定について、公爵夫妻の広報担当者もバッキンガム宮殿もコメントを発表していない。しかし、ソーシャルメディアでは賛否が飛び交っている。メガン妃が自分のために立ち上がったと称賛する人々がいる一方で、メガン妃が王室の親族を「無視」していると批判する声もある。

画像提供, Reuters
ハリー王子とメガン妃は、1カ月以上前に電子メールで出欠の意向を問われていた。ここ数週間、2人が戴冠式に行くのか憶測が飛び交っていた。
今回の発表により、ハリー王子は他の王族や公人、各国の代表、そして慈善団体のリーダーなどと共に歴史的な瞬間に立ち会うことになった。
ハリー王子は2020年に公務から引退しているため、戴冠式でどのような役割を担うかは不明。故エリザベス女王の即位70周年(プラチナ・ジュビリー)では、ハリー王子とメガン妃は、バッキンガム宮殿のバルコニーに王族が姿を現す伝統行事に参加できなかった。
戴冠式では、ウィリアム皇太子が大きな役割を果たすとみられている。ハリー王子は回顧録で兄であるウィリアム皇太子との不和にも触れており、この兄弟が共にいる場面には注目が集まると予想されている。
ハリー王子は著書の中で、皇太子になる前のウィリアム王子に暴力を振るわれたり、父親に再婚しないよう兄弟で訴えたりしたとつづっている。
戴冠式には、チャールズ国王の孫であるジョージ王子と共に、カミラ王妃の孫たちも付き添い役として参加することが分かっている。
また、カミラ王妃はこの式典から「クイーン(Queen)」と呼ばれることになる。王室関係者は、これまでは故エリザベス女王(Queen)と区別するため、カミラ王妃を「クイーン・コンソート(Queen Consort、王の伴侶の意)」と呼んでいたが、正式な呼称を「Queen」に変えるのに戴冠式は「適切な時期」だろうと述べている。
戴冠式の週末にはさまざまなイベントやコンサートが予定され、王族らも出席する予定。ただし、ハリー王子がどれくらいイギリスにとどまるのかは不明だ。







