【2022年サッカーW杯】 イングランドの宿舎にいた猫の「デイヴ」、チームに加わりイギリスへ
マニシュ・パンディ、ニューズビート記者

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サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で敗退したイングランド代表が先週末、帰国した。出発時にはいなかった新たなメンバーが、チームに加わることになった。
暖かなカタールを後にし、冷え込むイギリスにやって来るのが、俊足の「デイヴ」だ。
喉をごろごろ鳴らすこの動物は、選手たちの非公式マスコットとして人気を集めている。
代表チームは当初、大会で優勝したら、野良猫のデイヴを連れて帰国すると言っていた。結局は準々決勝で敗れたが、それでもデイヴに第2のすみかを提供することにした。
英プレミアリーグのマンチェスター・シティ所属のジョン・ストーンズ選手とカイル・ウォーカー選手は、デイヴの大ファンだ。毎晩のように彼の写真や近況をSNSに投稿してきた。
「到着初日に(中略)デイヴが飛び出してきた」と、名付け親のストーンズ選手は説明した。
「彼は毎晩そこに座り、食べ物をもらおうと待っていた」
ウォーカー選手も、イングランド・フットボール協会(FA)の公式メディアで、「彼はある日そこにいた。それで私とストーンズが引き取ることにした」と、チーム合流の経緯を語った。

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デイヴは、チームの夕食の席で常連となった。「歓迎されていた」とウォーカー選手は言うが、全員が同じ意見というわけではない。
ブカヨ・サカ選手は、「デイヴが姿を見せたら飛び上がる」とうわさされている1人だ。
下の動画では、ストーンズ選手がデイヴについて、夕食で少し「欲張り」になり始めたので「ビッグ・デイヴ」と呼ぶようになったと話している。

カタールでは、レストランやホテルの周囲で野良猫を見かけることが珍しくない。
デイヴは、イングランド代表選手からだけでなく、世界のメディアからも注目されてきた。フランスとの準々決勝の前には、彼に関する質問が相次いだ。
劇的な展開となったその試合に影響されたのか、デイヴは最近「他の猫とちょっとしたけんか」をしたと、ウォーカー選手は言う。
「縄張りと食べ物をめぐるけんかだ。ただ、彼は元気にしている」
イギリスにはすでに、国民の心を捉えてきた有名な動物たちがいる。
その1匹で、首相官邸で暮らす猫の「ラリー」は、デイヴの到着前にツイッターの公式アカウントに「チームにようこそデイヴ」と投稿した。

デイヴは、チームが宿泊地のアル・ワクラを去った2時間後に、自らも同地を離れた。まず、現地の獣医のもとへ向かう。
そこで血液検査と予防接種を受け、4カ月間の検疫期間を経て、新たなすみかへと移動する。
サッカーの母国にW杯の優勝トロフィーはやって来なかった。でもネコのデイブがやって来る。











