【2022年サッカーW杯】 イングランド、「英国対決」制し決勝Tに進出 ウェールズは敗退

England celebrate

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画像説明, 喜びを分かち合うイングランド代表チーム

サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会は29日、1次リーグ・グループBの最終戦があり、イングランドとウェールズのイギリス勢対決となった。イングランドが3-0で快勝し、決勝トーナメント1位進出を決めた。

64年ぶりにW杯に出場したウェールズは、イングランドに勝てばベスト16入りの可能性があったが、1次リーグ敗退が決まった。

イングランドは12月4日(日本時間5日)の決勝トーナメント1回戦で、グループAを2位通過したセネガルと対戦する。

同じ時間にあったグループBのもう1試合では、アメリカが1-0でイランを下し、グループ2位でのベスト16入りを決めた。

ラッシュフォードが2ゴール

イングランドは前半を完全に支配した。ただ、見どころのほとんどない45分間だった。

ウェールズは、主将でエースのギャレス・ベイルが負傷のためハーフタイムで交代。ボールに7回しか触れず、目立ったプレーもなかった。

後半に入ると、冒頭6分間でイングランドが立て続けに2点を挙げ、ウェールズの決勝トーナメント進出は絶望的となった。

1点目は後半5分、ウェールズのファウルで得たフリーキックを、イングランドのマーカス・ラッシュフォードが先制ゴールした。

その直後、イングランドはハリー・ケインのクロスを、フィル・フォウデンがゴール反対側で蹴り込み、追加点を挙げた。

ウェールズは意気消沈。後半23分には再びイングランドのラッシュフォードが、ロングパスを受けてドリブルでゴール前に持ち込み、ウェールズのGKダニー・ウォードの足の間を抜くシュートで3点目を決めた。

イングランドはこの日の勝利で勝ち点を7とし、グループBの首位通過を決めた。ウェールズは1分け2敗となり、勝ち点1で最下位となった。

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ウェールズの一時代に幕

BBCのサッカー担当のフィル・マクナルティ主任記者は、この日のイングランドについて、トップギアに入るまで時間がかかり、前半は絶望的に退屈だったが、一度その状態に入ると、ウェールズを圧倒したと評した。

また、初戦のイラン戦でもゴールしたラッシュフォードが今大会、大きなインパクトを与え続けていると報告。この日のフリーキックは強烈で、彼の2点目のゴールは、ウェールズのディフェンスに積極的に飛び込んでいったことで生まれたとした。

ウェールズについては、ベテランのベイルとアーロン・ラムジーに大きく依存してきたが、偉大な2選手が本調子ではない時にそれを補うだけのクオリティーが他の選手たちにはなく、W杯での勝利は遠かったと、マクナルティ記者は伝えた。

そして、この日はウェールズにとって、ひとつの時代の終わりを感じさせたと報告。代表チームはファンに多くの歓喜をもたらし、試合後は素晴らしいサポートに感謝していたが、1958年以来のW杯出場は期待に沿わない結果に終わったとした。