【2022年サッカーW杯】 虹色の旗持つ男性がピッチに乱入 シャツには「イラン女性に敬意を」

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サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で28日、1次リーグ・グループHのポルトガル対ウルグアイ戦の最中に、虹色の旗を持った抗議者がピッチに乱入する出来事があった。試合はポルトガルが2‐0で2連勝を飾り、1次リーグ突破を決めた。
虹色の旗を手にした男性は、試合後半にピッチに乱入した。着ていたTシャツの前面には「ウクライナを救おう」、背中には「イランの女性に敬意を」と書かれていた。
警備員らに追いかけられた男性は旗を落とし、ピッチ外へ連れ出された。
虹色の旗はLGBT(性的マイノリティー)の権利を象徴するものとして、世界各地で使用されている。
カタールでの開催をめぐっては、同国の人権状況や、スタジアム建設に携わった外国人労働者に多くの死者が出たこと、LGBT(性的少数者)への対応への懸念などから、批判の声が上がっている。
W杯に先立ち、国際サッカー連盟(FIFA)は出場する全32チームに対して「サッカーに集中する」よう求める書簡を出した。
カタールW杯大使を務める元カタール代表のハリド・サルマン氏は大会前、同性愛は「精神の傷」だと発言し、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチが「有害で受け入れられない」発言だと批判する事態となった。
イングランド、ウェールズ、ベルギー、デンマーク、ドイツ、オランダ、スイスの7チームの主将は当初、社会において多様性と包括性が発展することを願うものとされる「OneLove」の腕章をキャプテンマークとして試合中に着ける予定だった。しかし、着用すれば制裁を科すとFIFAが明言しているとして着用を断念した。
こうした中、イラン代表は21日の初戦のイングランド戦で、試合前に国歌斉唱を拒否。イラン国内での反政府デモに対する支持を示したとみられる。
イランでは9月、髪の毛を覆うヒジャブを「不適切に」着用していたとして、マサ・アミニさん(22)が道徳警察に逮捕され、その後死亡した。この事件をきっかけに、各地で激しい反政府デモが続いている。











