マスクCEO、テスラ株50億ドル分を売却 ツイッター投票後に

画像提供, Reuters
米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、保有する自社株50億ドル(約5700億円)相当を売却した。マスク氏は株売却をめぐって、ツイッターで投票を開催していた。
マスク氏は先週末、保有するテスラ株の10%を売却すべきか、ツイッターのフォロワー6300万人に尋ねた。
このツイッター投票では、売却支持が多数を占めた。テスラの株価はその後2日間で約16%下落。10日にいくらか持ち直した。
テスラは企業価値が世界で最も高い自動車メーカー。時価総額は1兆ドル(約114兆円)を超える。
ストックオプションを行使
米株式市場規制当局に出された文書によると、マスク氏は今回、テスラの約360万株(約40億ドル相当)を売却した。
さらに、ストックオプションで約220万株を取得した後、93万4000株を約11億ドルで売った。
これらの売却の2割近くは、ツイッター投票より前の9月に調整された取引計画に基づいたものだった。
ただ、残りの売却は予定されてはいなかった。
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ツイッター投票
マスク氏は6日、納税義務を果たすため保有株の一部を売るべきか、ツイッターで投票を呼びかけた。
「このところ(株の)含み益が税逃れの手段になっていると言われている。そこで私はテスラ株の10%を売却することを提案をする。あなたはこの案を支持しますか?」と、マスク氏は投稿した。
また、「この投票の結果に従う。どっちに転がってもだ」とした。
ツイッター投票には350万以上の票が投じられた。最終的には約58%が株式の売却を支持した。

マスク氏はツイッター投票の際、自分はテスラから給与を支払われていないと強調していた。
「私は株しか持っていない。だから個人として納税するには、株を売るしか方法はない」
今回の売却でマスク氏が行使したストックオプションは、2012年に給与パッケージの一部としてテスラから受け取ったもの。
そうしたやり取りは所得税の対象となる。たいていの場合、株を新たに入手した人は、すぐにその一部を売却して税金を納める。
マスク氏が株を売ったのは、最後にストックオプションを行使した2016年以来。当時は6億ドル近い所得税を支払うために、保有株の一部も併せて売却した。
マスク氏は世界1位の資産家で、推定総資産は2800億ドル以上。








