イーロン・マスク氏、アスペルガー症候群だと明かす 米人気番組で

画像提供, Reuters
米電気自動車(EV)メーカー「テスラ」のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO、49)は8日、米テレビの人気コメディー番組「サタデー・ナイト・ライヴ(SNL)」に出演し、自らがアスペルガー症候群だと明かした。
マスク氏は番組の冒頭で自らについて、長年続くSNLで司会を務める「アスペルガー(症候群)の最初の人物だ」と発言。スタジオの観客から大きな歓声を浴びた。
マスク氏が同症候群だと公言したのは、これが初めてとみられる。
アスペルガー症候群の人は、身の回りの状況について、他の人とは異なった受け止め方をするといわれる。
自閉症関連団体の英サイトによると、アスペルガー症候群の影響は人によりさまざまで、生涯続く。ときに他人のメッセージを理解するのが難しかったり、感情表現が他の人より強かったりする。多くの人が高い集中力をもち、成功を収める人もいる。「自閉症」や「自閉症スペクトラム」の呼び方を好む人もいるという。
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スタジオでは喝采を浴びたが
1970年代から続くSNLの司会は、多くの人が切望する役割だ。これまでにアデル、クリス・ロック、リンゴ・スター、ウィル・フェレルの各氏ら、数々の著名人が務めてきた。
マスク氏は観客の前に登場すると、「私のしゃべり方には抑揚や変化があまりない(中略)それでコメディー向きだと言われている」とジョークを飛ばした。
そして、「SNLの司会を務める、アスペルガー(症候群)の最初の人物として今夜、歴史をつくっている」と続けた。
この発言はスタジオでは喝采を呼んだが、ソーシャルメディアでは疑問の声があがった。トゥレット症候群とアスペルガー症候群だと公言しているコメディアンのダン・エイクロイド氏が、すでにSNLの司会を務めていると指摘する人たちが現れたのだ。
自らの発信についても
マスク氏はまた、ソーシャルメディアの利用についても冗談を言い放った。ツイッターのフォロワーが5300万人を超える同氏は、自らのツイートをめぐって批判を浴びたり、訴訟を起こすと言われたりしている。
マスク氏は、「私は時々変なことを言ったり投稿したりするけど、それは脳の働きによるものだ」と発言。
「気分を害した人にはこう言いたい。私は画期的な電気自動車を考案し、ロケット船で火星に人を送ろうとしている。なのに、落ち着き払った、ふつうのやつだと思ったのかい?」
息子の名前もネタに
マスク氏はさらに、息子の変わった名前もジョークの素材にした。マスク氏は昨年、妻の歌手グライムス氏との間に第1子となる男の子が生まれ、「X Æ A-12 マスク」と名づけたと発表している。
「読み方は『キーボードの上を駆ける猫』だ」
このほか、暗号通貨のドージコインについても言及。2013年に2人のソフトウエア開発者がつくったドージコインは、今年に入ってマスク氏が「人民の暗号(通貨)」と呼んだ後、50%近く価格が急騰した。マスコットには柴犬が使われている。
暗号通貨が急落
番組でマスク氏は、ドージコインを「世界を席巻する、止めようのない乗り物」と表現。一方で「詐欺」とも呼んだところ、直後に価格は下落した。
実体のない暗号通貨は価格が乱高下しやすい。マスク氏のような支持者の発言にも影響されがちだ。
SNLを放送している米NBCによると、番組はユーチューブで100カ国以上においてライブストリーム放送されたという。
マスク氏は9日、ドージコインの価格の下落が続く中、自らの宇宙開発企業「スペースX」が来年予定している月旅行の代金の支払いとして、ドージコインを受け入れる方針をツイッターで表明した。









