中国恒大集団、株価急落 香港で取引再開

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巨額の負債を抱える中国不動産大手、中国恒大集団の株式の売買が21日、香港株式市場で17日ぶりに再開された。株価は直近の終値と比べ、一時14%下落した。
恒大集団は今月4日、近く同社に関係する発表をするとし、株式の売買を停止した。
同社をめぐっては、傘下の不動産企業の株式の51%を、恒大集団のライバルで香港で上場している合生創展集団が買い取る見通しだと報じられていた。
しかし恒大集団は20日、条件が折り合わなかっため、両社による26億ドル(約2970億円)規模の取引は成立しなかったと明らかにした。
BBCの大井真理子アジアビジネス担当編集委員は、恒大集団にとって傘下の不動産企業は重要な資産だと説明。株式売買による利益を管理できない状態では売却したくなかったのではないかと、アナリストたちはみていると伝えた。
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交渉は先週打ち切り
恒大集団の経営危機は、破綻へとつながれば世界市場に衝撃を及ぼすと懸念されている。
投資家らは、恒大集団の負債が3000億ドル以上に膨らんでいることを懸念している。同社の負債総額は中国の国内総生産(GDP)の約2%に匹敵する。
合生創展集団は、恒大集団が借り入れをしている中国の不動産業企業の1つ。傘下企業の株を売ることで、借金を帳消しにしようとしたとの見方がアナリストから出ていた。
合生創展集団は20日、恒大集団から13日をもって株式の取引交渉が打ち切りになったと通知されたと明らかにした。
「債務を果たす保障はない」
恒大集団の経営危機は昨年始まった。不動産業界で借入が膨らむのを懸念した中国政府が、大手ディベロッパーの借入額を制限する規制を導入したのがきっかけだった。
恒大集団は利払いの支払いが困難になり、状況は悪化の一途をたどった。
同社の株価は下落。社債の信用度は国際格付け機関によって引き下げられてきた。
創業者の許家印会長は、借入期間の延長と、債権者らと「他の代替策」の実現に努める計画だとしている。
しかし、「債務を果たせるという保証はない」とも述べている。
恒大集団は最近、利払いを2回見送ったと報じられている。







