アフガンのサッカー女子ユース選手ら、イギリスが定住認める方針

キャロライン・ホーリー外交問題担当編集委員

Afghan women footballers arriving in Pakistan after the Taliban takeover in September 2021

画像提供, ROKiT Foundation

画像説明, アフガニスタンのサッカー女子ユース選手たちは9月に隣国パキスタンへと逃れた

アフガニスタンのサッカー女子ユース代表の数十人が、家族とともにイギリスに定住できると連絡を受けた。代表選手たちは先月、タリバンから逃れ、パキスタンに避難した

パキスタンに避難しているのは、13~19歳の選手35人。これまでの数週間、同国内のホテルに滞在してきたが、11日に査証(ビザ)が失効する。

他の受け入れ国が見つからない場合、アフガニスタンに帰国せざるを得ない状況だった。

英政府の報道官は、「アフガン女子ユースチームに対するビザ発行の手続きが最終段階にある。彼女たちをまもなくイギリスに迎えるのを心待ちにしている」と述べた。

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選手たちの脱出を支援してきたROKiT財団のシウ=アン・マリー・ギル最高経営責任者(CEO)は、「素晴らしいニュースだ。人命を救ったこの決定について、ボリス・ジョンソン首相とプリティ・パテル内相に深く感謝する」とした。

ギル氏によると、選手たちは今後について深く憂慮していたが、現在は安堵(あんど)している。2~3週間でイギリスに到着する見込みだという。

英サッカークラブのリーズ・ユナイテッドやチェルシーなどが、彼女たちの支援を約束している。

「7割に殺害予告」

女子ユース代表選手たちはこれまで、多大な苦難を経験してきた。

大半はアフガニスタン西部ヘラート出身。欧米諸国が航空機を使って同国からの避難活動を始めると、首都カブールに移動し、隠れ家に身を隠した。

ギル氏は、「彼女たちの7割は殺害予告を受けていた」、「みんなおびえ切っていた」と話した。

アフガニスタンのサッカー女子元代表チームはオーストラリアに避難。女子ジュニアチームはポルトガルへの亡命が認められた。

しかし、ユースチームの先行きは決まっていなかった。

女性のスポーツ参加を認めず

ユース代表選手たちは、指導者や家族らとともに8月末、カタールに避難する予定だった。空港付近までバスで移動したが、安全が懸念されるとして降車を命じられた。2時間後、空港で自爆攻撃があった。

10日間身を隠した後、アフガン国境まで車で移動し、パキスタンへと渡った。同国のイムラン・カーン首相が入国を許可した。

だが、パキスタンのビザの失効が迫り、新たな行き先を見つけなくてはならなかった。アフガニスタンへの帰国は危険過ぎるとされている。

同国ではタリバンが権力を掌握して以来、女性のスポーツ参加は認められていない。サッカー女子元代表チームのキャプテンだったカリダ・ポパル氏は、タリバンの報復の恐れがあるとして、サッカー道具を焼き捨て、サッカーをしている写真をソーシャルメディアから削除するよう選手たちに呼びかけていた。