FIFA、アフガン女子サッカー選手の緊急退避を各国政府に要請

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国際サッカー連盟(FIFA)は、タリバンが権力を握ったアフガニスタンから女子選手たちを緊急避難させるよう、各国政府に文書で要請した。
女性の権利を制限してきたタリバンが首都カブールを制圧したことで、女子選手たちは生命の危険を感じているとされる。
プロ選手らでつくる国際プロサッカー選手会(FIFPRO)も、支援を訴えている。
FIFPROは20日、各国政府と退避計画の立案を進めていると表明。「できるだけ多くの人々を安全な場所に移動させることを目指している」とした。
FIFAはアフガニスタンの状況について、「不安定で非常に心配な状態のままだ」とした。
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元アフガニスタン女子代表チームのキャプテン、カリダ・ポパルさんは、タリバン支配下のアフガンに残されている人々が心配だと説明。サッカー組織に対し、「私たち国の選手が安全を確保できるよう支援してほしい」と訴えた。
アフガニスタンの女子サッカー選手たちの多くは、タリバンが権力を掌握して以降、身を隠している。
2007年に同国初の女子サッカー代表チームが創設された際、中心的な役割を果たしたポパルさんは、「このところ寝られない。ずっと泣いていて、無力感を覚えている」と話した。
約20年前のタリバン政権時代には、女子は一切の教育を受けることが禁じられた。
女性は男性親族の付き添いなしに外出できなかった。就労も認められず、全身を覆うブルカの着用が義務付けられた。従わなかった人は処罰され、むちで打たれることが多かった。
「タリバンは私たちを殺す」
アフガニスタン女子代表チームのアシスタントコーチだったヘイリー・カーターさんは、身を隠している選手たちと連絡を取っている1人だ。
「国外の人と話をしていると知られたら、彼女たちの命はさらに危険になる」と、カーターさんはBBCワールドサービス・スポーツに話した。
元米海兵隊員のカーターさんは、選手の1人から、「タリバンは私たちを殺す。タリバンは、女子にサッカーをさせたくないから、私たちは危険な状態にある」とのメッセージを受信したと話した。
カーターさんは隠れている選手たちに向かって、「賢く行動して、身の安全を守り、辛抱する」よう助言した。また、ポパルさんと共にサッカー組織に対し、非常に危険な立場に置かれている人たちの保護に努めるよう訴えたという。
FIFAの広報担当は声明で、「私たちはアフガニスタン・サッカー連盟や関係者らと連絡を取り続けている。また、国内の選手たちから最新情報を継続的に受け取っている」と述べた。









