米議会、12月初旬までのつなぎ予算を可決 政府機関の閉鎖回避

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米上下両院は9月30日、12月3日までのつなぎ予算案を可決した。これは連邦政府の閉鎖を回避するための暫定的な予算措置で、ジョー・バイデン大統領が同日に署名し成立した。
米議会は政府予算が期限切れとなる数時間前に、僅差でつなぎ予算案を可決した。上院では賛成65、反対25、その後下院では賛成254、反対175だった。
これにより、何十万人もの政府職員が無給休暇を取らずに済み、連邦政府の博物館や国立公園、安全プログラムなどの閉鎖も回避された。
現在も続く新型コロナウイルスのパンデミックを考慮すると、医療サービスへの影響が特に特に懸念されていた。保健福祉省(HHS)が作成した計画によると、連邦政府が閉鎖した場合、HHS職員の最大43%を自宅待機させなければならない可能性があったという。
今回の暫定的な予算措置には、ハリケーンに関連する救済やアフガニスタン難民の再定住などへの資金も含まれる。
ほかにも多くのハードル
米議会は今週、バイデン大統領の経済政策をめぐる慎重な交渉など、ほかの政策でも様々なハードルに直面している。
米野党・民主党幹部のナンシー・ペロシ下院議長は30日、バイデン氏が提案した1兆ドル(約111兆円)規模のインフラ法案の採決を同日中に進めると述べた。この法案は、道路や橋、インターネット、その他の国内での優先事項に5500億ドル(約61兆円)を充てるというもの。
また、米政府は数週間以内に、債務が法定限度額に達し、資金が枯渇する恐れがある。
ジャネット・イエレン財務長官は今週、アメリカが10月18日までに債務上限に達するだろうと述べた。
債務上限を引き上げることで米政府は既存の債務を返済できるようになる。可能性は低いものの、債務不履行は経済の悪化を引き起こし、給料や連邦政府からの援助に頼る何百万人ものアメリカ人が生活できなくなる恐れがある。
民主党が過半数を占める下院は先週すでに、政府の運営継続と債務上限の一時停止に関する法案を可決していた。
しかし、共和党上院議員は、バイデン政権が何兆ドルもの新規支出を実現させるために債務上限を引き上げようとしていないと主張し、法案の進行を妨げた。









