中国・武漢、全市民にウイルス検査実施へ 1年3カ月ぶり感染者

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中国・武漢当局は3日、約1100万人の全市民を対象に、新型コロナウイルス検査を実施すると発表した。新型ウイルス感染症COVID-19が世界で初めて確認された同市は1年以上にわたり感染を抑え込んできたが、前日2日に7人の感染が確認されていた。
中国はここ数カ月で最大規模の感染拡大に見舞われている。過去10日間に確認された感染者は300人を超えた。
現在15の省で感染が確認されており、政府が大規模なウイルス検査やロックダウン措置を実施する事態となっている。
当局はデルタ株と、国内の観光シーズン真っただ中にあることが感染拡大の要因だとしている。
中国は3日、全国で新たに90人の感染が確認されたと発表した。
中国国家衛生健康委員会(NHC)によると、このうち61人は市中感染で、前日に確認された55人から6人増えた。
南京でデルタ株を確認
中国はこれまで、国内の新型ウイルスの感染をほぼ抑制してきた。
しかし7月に南京空港の従業員の間で、従来株より感染力が強いデルタ株が初めて確認されると、各地に感染が拡大。中国の防御態勢に懸念が生じている。
空港従業員の感染を受け、当局は南京市民約920万人に3回のウイルス検査を実施。数十万人を対象にロックダウン措置を敷いた。
しかし先週末になると、人気観光地の湖南省張家界市に注目が集まるようになった。
直近の感染者の多くは張家界市で確認された。南京からの旅行者が最近、同市を訪れたとみられる。
保健当局は張家界市内の劇場に注目し、それぞれの居住地へと戻った約5000人について追跡調査を行っている。
「張家界市はいまや、中国の感染拡大の新たな中心地と化している」と、中国の呼吸器疾患の第一人者、鍾南山氏は記者団に述べた。
新たな感染拡大は首都・北京にも到達しており、同市内での感染例も報告されている。









